注目インディーズ映画監督たちによる映画祭「映画太郎EXTRA2012 feat.田辺・弁慶映画祭」を、テアトル新宿にて 4 月 28 日〜5 月 11 日に開催!

< 映画太郎とは? > 
自主興行しない限り、なかなか上映される機会のないインディーズ映画。しかし、商業作品に負けずとも劣らない、多くの人の目にふれられるべき映画はたくさんある。そんな映画を集め、上映する目的で始めた映画祭。国内外問わず各映画祭やコンペで受賞・入選した作品やインディーズ界で話題となった作品を中心にセレクトするショーケース型映画祭です。

2010 年、原宿キネアティックにて開催された「映画太郎 Vol.0」では、インディーズ映画ファンのツボをつくセレクトで好評を博し、同映画館の最多動員記録となる 414 名の来場を記録(開催期間:5 日間)。2011 年開催の「映画太郎 Vol.1」は会場をシネマート六本木に移し、5日間で 1060 人を動員。
今回は「EXTRA」と題した番外編で、注目インディーズ作品が多く集まるコンペを実施する「田辺・弁慶映画祭」と、新人監督の作品を積極的に上映する「テアトル新宿」とコラボ。「映画太郎」の過去作品ベストセレクションならびに、「田辺・弁慶映画祭」の過去受賞作を 2 週間に渡り、上映します。
(過去の上映作品一覧など:http://eigataro.com/about.html

公式 HP http://eigataro.com
公式ブログ http://d.hatena.ne.jp/EIGA_TARO/
公式ツイッター @eiga_taro

<田辺・弁慶映画祭とは? > 
今年で第6回を迎える和歌山県田辺市で開催される映画祭。毎年行われるインディーズ映画のコンペは、年々応募作品が増え、参加者のレベルが上がってきている。過去の受賞者に『キツツキと雨』の沖田修一監督、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の瀬田なつき監督、『たまの映画』の今泉力哉監督など。受賞監督がその後に劇場デビューしヒットを出す事例や、大きな規模の作品へ大抜擢を受け活躍している点が注目で、キネマ旬報社の主催する映画検定1級合格者約20名が審査員を務めるなどユニークな特色を持つ映画祭でもある。
公式 HP http://www.tbff.jp

各作品の注目ポイント

岨手由貴子監督 『アンダーウェア・アフェア』には、東加奈子、小野ゆり子ら注目若手女優に加え、朝ドラ『カーネーション』で注目を集め『ヘルタースケルター』などの公開も控える綾野剛、さらには実力派・山中崇が出演。
大庭功睦監督『ノラ』主演は、『ヒミズ』で第 68 回ヴェネツィア国際映画祭で最優秀新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞した染谷将太。染谷は、別プログラムの井上真行監督『正しく忘れる』にも出演している。
ぴあフィルムフェスティバル 2010、2011 と 2 年連続で入選、沖縄国際映画祭 2012 ではガレッジセール・川田広樹主演『ガマゴリ・ネバーアイランド』が上映された天野千尋監督『チョッキン堪忍袋』。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』で商業デビューをはたした瀬田なつき監督のインディーズの名作『あとのまつり』
昨年末から『たまの映画』、『終わってる』(青春 H シリーズ)と立て続けに商業作品を手がけ、若手監督の中でも今最も注目されている今泉力哉監督『 TUESDAYGIRL 』 。
人気アイドルグループ BiS の主演映画『アイドル・イズ・デッド』を手がけた加藤行宏監督『善人』には、「さよなら人類」で一世を風靡した“たま”の元メンバー・石川浩司が出演!さらには撮影現場で急遽即興で作ったという、この映画でしか聞けないエンディングテーマも必聴。
石井克人監督に見出され『茶の味』で俳優デビューして以来、『グミ・チョコレート・パイン』『色即ぜねれいしょん』『あぜ道のダンディ』など出演作が続く森岡龍も監督として参加。ぴあフィルムフェスティバル 2008、2010、2011 に入選を果たし監督としても注目を集める彼の最新撮り下ろし短編(タイトル未定)は必見。
『Playback』(出演:村上淳、渋川清彦、三浦誠己)の公開が控える三宅唱監督は、中学三年生の時に撮ったという『 1999 年』 と CO2 映画祭助成作品として製作した『やくたたず』を同時上映。
杉田愉『キユミの詩集 サユルの刺繍』は、世界 26 カ国以上 50 以上の主要映画祭で招待上映され、12 冠を誇る。また、キネマ旬報ベストテン(日本)文化映画第 28 位に選出。

「 映画太郎 EXTRA2012 feat. 田辺・弁慶映画祭 」 開催概要
日時:4/28(土)〜5/11(金)
上映時間:連日 21:00 より
場所:テアトル新宿(http://www.ttcg.jp/theatre_shinjuku/
料金 料金:一般 1500 円・大専 1300 円 水曜サービス DAY 1000 円
(*スタンプラリー開催!:チラシのスタンプ欄にスタンプ3個で1回無料)
A プログラム
天野千尋 『チョッキン堪忍袋』
工藤渉『Little/Boy』
村松英治 『ひねくれてもポップ』

B プログラム
平波亘 『青すぎたギルティー』
加藤行宏 『善人』

C プログラム
勝又悠 『次の、夏』『it’s a small world』
幸修司 『ダークシステム』

D プログラム
杉田愉『キユミの詩集 サユルの刺繍』
岨手由貴子 『アンダーウェア・アフェア』
村松正浩『兄兄兄妹』

E プログラム
今泉力哉『TUESDAYGIRL』
大庭功睦 『ノラ』

F プログラム
瀬田なつき『あとのまつり』
井上真行 『正しく忘れる』

プレミアム I プログラム
三宅唱 『やくたたず』『1999 年』
森岡龍 『タイトル未定(最新作)』

プレミアム II プログラム
天野千尋『ゆく人、くる人』
勝又悠『制服哲学』

ゲストイベント

4/28(土)「A プログラム」上映後トークショー
ゲスト:萩生田宏治監督(『神童』『コドモのコドモ』)
天野千尋監督(A プロ『チョッキン堪忍袋』)
工藤渉監督(A プロ『Little/Boy』)
村松英治監督(A プロ『ひねくれてもポップ』)

5/1(火)「D プログラム」上映後トークショー
村松正浩監督(D プロ『兄兄兄妹』) × ucnv(プログラマー・映像作家)
タイムテーブルなど詳細は、公式 HP へ。
http://eigataro.com/

執筆者

Yasuhiro Togawa