5月26日より新宿K’s Cinemaで劇場公開されるドキュメンタリー映画「孤独なツバメたち〜デカセギの子どもに生まれて〜」の上映に先立ちトークイベントを開催します。「孤独なツバメたち」は浜松で生まれ育った日系ブラジル人のデカセギの子どもたちがリーマンショックで、家族、友人、恋人と引き裂かれながらも、強く前向きに生きてゆく姿を浜松とブラジルで2年半かけて追った作品です。今回のイベントでは、映画の予告編上映後、デカセギの子どもたち自身がデカセギの家族、人生、友情を語ります。東京ではあまり聞くことができないデカセギの子どもたちの生の声を聞けるこの貴重なチャンスを逃さないでください!

5月7日(月)
「デカセギのコドモに生まれてーデカセギの子どもたち『孤独なツバメたち』を語る」
OPEN 18:00/START 20:00 参加費:無料(要Drink Order、前売り券を会場で販売)
「孤独なツバメたち」予告編上映後、トークイベント開催
ゲスト:石川ホベルト(Tensais MCリーダー)+アマンダ(タレント)+鈴木ユリ(「孤独なツバメたち」出演者)+津村公博(浜松学院大学教授)+中村真夕監督 
場所:西荻アパレシーダhttp://aparecida.pokebras.jp/

(プロフィール)
石川ホベルト(TENSAIS MC’Sリーダー)。1990年、17歳の時にデカセギの父に呼び寄せられて来日。工場で働き、ブラジルに住む母や妹に仕送りをしていた。2001年に日系ブラジル人4名と日本人のヒップホップグループ・TENSAIS MC’Sを結成。元「出稼ぎ」として、移民、外国人、難民の問題を歌った曲を発表。http://konohoshi.jp/tokyo/100128/02.html

アマンダ(タレント)父、日本人。母、ブラジル人のハーフで、ブラジル生まれ。
4歳のときに日本に来日。以来、小中高と日本の教育を受け現在にいたる。
語学は日本語とポルトガル語を話すことが出来、通訳をこなせるほどの
レベルを持っている。  特にポルトガル語は日本に来日してからマスターしており、
天真爛漫な姿からは想像できない意欲の高さを持っている。「王様のブランチ」などで活躍。現在はタレント・モデル業を中心に活動中。http://www.asaikikaku.co.jp/profile/amanda/

鈴木ユリ 10歳の時に両親と弟と来日。中学で地元で有名な暴走族に入る。
16歳の頃、半年間初等少年院に入る。その後、南米人のギャングを結成する。ホストとして働いたり、車上荒らしを繰り返し、18歳の頃に再び中等少年院に入る。1年後、退院。数週間で、ブラジルに帰国することを決意。帰国後、新しい恋人に出会い、子どもにも恵まれ、彼らに少しでもいい生活をさせてやりたいと、2012年の春、単身で大阪にデカセギにやってくる。しかし食品加工工場での15時間以上におよぶ夜勤労働に耐えかね逃走。現在、浜松で新しい仕事を探している。

デカセギ二世として、初めて自らデカセギとなる。http://lonelyswallows.com

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http://data.cinematopics.com/?p=50178

執筆者

Yasuhiro Togawa