小さな村を舞台に、映画撮影隊と村人たちとのおかしくも温かい関係を、『南極料理人』の沖田修一監督が描く、映画『キツツキと雨』 (2012年2/11全国公開)。 第24回東京国際映画祭にて審査員特別賞を受賞した本作品が、第8回 ドバイ国際映画祭(12/7〜14開催)の アジアアフリカ部門に出品。同部門15作品ノミネートの中、受賞結果が現地時間14日に発表され、日本映画では快挙の 3冠を達成しました!

本作品は、現地時間12月8日と11日に公式上映が行われ、劇場は爆笑に包まれるなど、海外でも作品の温かい雰囲気が客席に伝わっていました。戒律の厳しいイスラム圏という理由から、劇中の入浴シーンで裸が披露されていることが規制対象となり、R15+(15歳以上鑑賞可)というレーティングが設けられての上映となりました。授賞式は現地時間14日16:00、ジュメイラ ザビール サライホテル(Zabeel Saray Hotel)にて行なわれました。
このたびの受賞にあたり、沖田修一監督、主演の役所広司さんより喜びのコメントが到着いたしました。
本作品は、2012年2月11日より全国にて公開を迎えます。ご期待ください!

映画 『キツツキと雨』受賞結果 <アジアアフリカ部門>
★最優秀男優賞★   役所広司
★脚本賞★        沖田修一
★編集賞★         佐藤 崇

受賞コメント
【役所広司】
映画祭での公式上映で、会場からたくさんの笑い声が聞こえていたと報告は受けていました。
来年二月の公開に向けて、励みになっていたところ、こんな素晴らしい賞まで頂き、ドバイ国際映画祭に感謝します。

【沖田修一監督】
ドバイ国際映画祭での受賞、とても光栄に思います。役所さんの最優秀男優賞は、もう自分のことのように嬉しいです。
思わずガッツポーズしてしまいました。また、脚本を一緒に書いた守屋文雄さん、編集の佐藤崇さんにも、今回の受賞を喜び合いました。両者とも、たくさんの時間を費やし、一緒に頑張ったので、本当に報われる思いです。ドバイの劇場で笑いが起きていたと聞きました。 そういう雰囲気の中で、今回の賞をいただけることが、本当に嬉しいです。

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa