「人 間は死なない」と断言し、テーマパーク「養老天命反転地」、
死なないための住宅「三鷹天命反転住宅」、巨大な円筒建造物「奈義の龍安 寺」など、
奇想天外な作品群で世界中に大きな波紋を投げかけ、
2010年5月惜しくもニューヨークで急逝した現代美術家・建築家荒川修作。

荒 川修作の言葉の数々と三鷹天命反転住宅で生活する人々を追った
ドキュメンタリー映画『死なない子供、荒川修作』がついにDVD化!
発 売を記念して荒川修作、三鷹天命反転住宅をめぐるトークセッションを開催いたします。

本作の監督、三鷹天命反転住宅 住人でもある山岡信貴氏をモデレーターに、
音楽家・渋谷慶一郎氏、複雑系科学者・池上高志氏、建築批評家・五十嵐太郎氏ら
多彩なゲストをお迎えし、荒川修作について、三 鷹天命反転住宅について、
それぞれの視点から語っていただくことで、ユニークなコンセプトと独特な語り口で知られた
荒川修作を 今一度再検証する貴重な機会となるでしょう。

日時:2011年11月23日(水・祝)18:30〜(開場18:00〜)
会 場:青山ブックセンター本店内・カルチャーサロン青山
入場料:税込 1200円
予約、詳細はこちらから>> http://www.aoyamabc.co.jp/event/shusakuarakawa-dvdtalkevent/

<ゲ ストプロフィール>
五十嵐太郎(いがらし・たろう)
1967年、パリ(フランス)生まれ。建築史・建築批評家。
1990 年、東京大学工学部建築学科卒業。1992年、東京大学大学院修士課程修了。博士(工学)。
現在、東北大学教授。せんだいス クール・オブ・デザイン教員を兼任。
2011年8月よりあいちトリエンナーレ2013の芸術監督に就任。
第11回ベ ネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館展示コミッショナーを務める。
著書=『現代日本建築家列伝』(河出書房新社)、『建築 はいかに社会と回路をつなぐのか』(彩流社)、
『ぼくらが夢見た未来都市』(共著・彰国社)ほか多数。

池上高志(いけがみ・たかし)
1984年東京大学理学部物理学科卒業。
1989年同学大学院理学系研究科博士課程修了。
現 在は東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系教授として教鞭を執る傍ら、
アー トとサイエンスの領域を繋ぐ活動も精力的に行う。
渋谷慶一郎とのプロジェクト「第三項音楽」の提唱、filmachineの制作発表 (YCAM, 2006年8月から10月)や、
新津保建秀とのプロジェクト 「MTM」(YCAM, 2010年3月20日から6月3日)など、そ の活動は多岐にわたる。

渋谷慶一郎(しぶや・けいいちろう)
1973年生まれ、音楽家。東京芸術大学作曲科卒業。2002年に音楽レーベルATAKを 設立。
国内外の先鋭的な電子音響作品をCDリリースするだけではなく、デザイン、ネットワークテクノロジー、
映像など多様なク リエーターを擁し、精力的な活動を展開する。2009年、初のピアノソロ・アルバム『ATAK015 for maria』を発表。
2010 年には『アワーミュージック 相対性理論+渋谷慶一郎』を発表し、TBSドラマ『Spec』の音楽を担当。
2011年は、モスクワでのイベント『LEXUS HYBRID ART』のオープニングアクトを担当するなど、
多彩な活動を続ける。
9/28 に「ATAK000+ Keiichiro Shibuya」をリリース。『死なない子供、荒川修作』では音楽を担当。

山岡信 貴(やまおか・のぶたか)
1965年生まれ。『死なない子供、荒川修作』監督。1993年に初の長編映画「PICKLED PUNK」を演出。
同作品はベルリン映画祭ほか多数の映画祭に招待上映され、
以後もすべての製作作業をひとりで行なうスタイルを貫きながら定期的に作品を発表し続けている。
映像への関与は、映画のみならず、TV 番組、外国映画の買い付けやゲームソフトのプロデュースなど、
多岐にわたる。

<DVD紹介>

◆DVD 『死なない子供、荒川修作』  2011年11月18日(金)発売   

「人は死なない」と断言した男と、「死なない家」に住 んだ人々の生命の記録。
宇宙創生以来、死の運命から決して逃れられなかった人間の限界に生涯を賭して挑んだ
天才・荒川修作を描いた希望のドキュメンタリー!!

【限定販売】プレミアム・エディション ¥5,800(税抜)
…ニューヨーク のマドリン・ギンズの取材も含めた荒川修作をより深く体験するための
3時間にも及ぶ映像を収録した特典ディスク付き!!
(特典 ディスク収録内容:『WE-人間を超えていくために-』約70分、荒川修作講演映像 43分、
荒川修作関係者インタビュー 約70分)

ス タンダード・エディション ¥3,800(税抜)

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執筆者

Yasuhiro Togawa