『さらば、わが愛 覇王別姫』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞し、日本でも大ヒットを記録。続く『花の影』『北京ヴァイオリン』『始皇帝暗殺』『花の生涯〜梅蘭芳〜』といったヒット作、話題作を次々と世に送り出してきた名匠チェン・カイコー監督が、中国の歴史書の雛型としてその重要性が認められている司馬遷『史記』の中でも、2600年の永きにわたり語り継がれる名作であり、古代・春秋時代に実際に起こった歴史的事件「趙氏孤児」の物語を完全初映画化。監督にとって長編12作目にあたる本作のテーマは、「命」そして、その命への「愛」。生まれたその日に一族全員が殺されてしまった孤児=”運命の子”が体験する波乱に満ちた人生を物語る、映画『運命の子』は12月23日より公開。さらに来年2月にクランクイン予定の「楊貴妃」ではワン・リーホン(王力宏)と共演する。

本作で“運命の子”の母親役を演じた“中国一の美女”ファン・ビンビンは現在開催中の第24回東京国際映画祭コンペティション部門の審査員として本映画祭の審査員として来日中!昨年の東京国際映画祭で上映された『ブッダ・マウンテン』での熱演が評価され、最優秀女優賞を受賞したファン・ビンビンは、楊貴妃の再来とも言われ、中国最大の検索エンジン百度(バイドゥ)で100万回以上検索された唯一の女優である。先月開催された釜山国際映画祭にて、日中韓合作映画『楊貴妃』では主演を務めることが発表されたばかり。日本でも抜群の人気を誇る実力派若手俳優も共演するというこの作品の完成も楽しみの一つ。今後も出演作が目白押しのファン・ビンビンから目が離せない!!

≪ファン・ビンビン コメント≫
『運命の子』(趙氏孤児)は中国では誰もが知っている有名な物語です。“中国映画の父”と言われるチェン・カイコー監督、そして実力のある名優が共演していて、文化的な香りの高い作品になっています。この作品は運命に翻弄された人々を描いていますが、人間は常に運命に立ち向かい、それを超えていくのが人生だと思います。

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執筆者

Yasuhiro Togawa