大映最後のスター・安田道代。勝新太郎に女優としての資質を見込まれて大映に入社。切れ長の美しい目、均整のとれた肢体を活かし、圧倒的な存在感を放ちました。
 現在は“大楠道代”として『大鹿村騒動記』『人間失格』など近年の話題作にも出演、第一線で活躍しています。好評企画「昭和の銀幕に輝くヒロイン」シリーズ第61弾は安田道代を特集いたします。
 入社第一作目の『処女が見た』では、尼僧の情事を目撃してしまう不良あがりの高校生を好演し、純粋であるがゆえの暴走をみごとに体現。以後、大映の経営不振に伴う路線変更にもめげず、清純派ヒロインからエログロ時代劇、アクションものまで幅広く活躍しました。隻眼隻手の女剣客に挑戦した『女左膳 濡れ燕片手斬り』、笹を武器に戦う女渡世人『笹笛お紋』など厳選10作品をピックアップ。女優としての変化を楽しめる作品群をご堪能ください。

特集上映『昭和の銀幕に輝くヒロイン 第61弾 安田道代』

開催期間:2011年10月9日(日)〜12月17日(土)モーニングショー 連日10:30より
     
開催場所:ラピュタ阿佐ケ谷

上映作品:
『処女が見た』/『野菊のごとき君なりき』/『殺人者』/『セックス・チェック 第二の性』
『秘録おんな蔵』/『関東女やくざ』/『尼くずれ』/『出獄四十八時間』
『女左膳 濡れ燕片手斬り』/『笹笛お紋』

入場料金:一般…1,200円、シニア・学生…1,000円、会員…800円、※水曜サービスデー…一般1,000円

特集概要:http://www.laputa-jp.com/laputa/program/yasudamichiyo/

お問合せ:ラピュタ阿佐ケ谷(TEL:03-3336-5440)

執筆者

Yasuhiro Togawa