高倉健が、盟友・降旗康男監督と10年ぶりのタッグを組み、6年ぶりに主演する映画『あなたへ』(2012年秋公開)。物語の出発点・富山県でのロケが終了し、その後も撮影は順調に進んでおります。

北陸・富山刑務所の指導技官が、愛した亡き妻の生前の真意を知るために九州まで車で旅をするストーリーで、高倉健と共演する超豪華キャスト陣が決定致しました!
高倉健演じる倉島英二の妻・洋子役に、『ホタル』(2001年)でも夫婦役で高倉と共演した田中裕子。道中で出会うイカ飯の販売員・南原役に『南極物語』(1983年)以来の共演となる佐藤浩市。南原の同僚で先輩社員の田宮役に草?剛。九州で食堂を営む濱崎多恵子・奈緒子の母娘に余貴美子と綾瀬はるか。奈緒子の婚約者で漁師の卓也役に三浦貴大。卓也の祖父である漁師・吾郎役に『海へ~see you』ほか共演も多い大滝秀治。高倉演じる倉島が務める富山刑務所の総務部長の塚本和夫とその妻・久美子に長塚京三、原田美枝子。道中で出会う警官役に浅野忠信。さらにビートたけしが自称・元中学教師の杉野輝夫役で『夜叉』(1985年)以来の共演を果たします。

高倉健作品ではおなじみの面々から、初共演となる演技派、フレッシュな若手まで個性的なメンバーが集結し、『あなたへ』を盛り上げます!!

出演者コメント
<高倉健コメント>
個性あふれる素敵な俳優の皆さんと共演できることをとても幸せに思います。御一人御一人との出会いを大切にしながら、お芝居を通い合わせることを楽しみにしています。

<共演キャストコメント>
(※印は、高倉健との共演映画作品です。)
○田中裕子(倉島英二の妻・倉島洋子役) 
※「夜叉」(1985年)、「ホタル」(2001年)
1985年の 「夜叉」2001年の「ホタル」そして今年「あなたへ」で、降旗監督のもと高倉さんと共演させて頂ける事を心からうれしく思います。

○佐藤浩市(イカ飯の販売員・南原慎一役)
※「南極物語」(1983年)
約30年振りに高倉さんと御一緒出来る事の喜びと緊張に、交感神経と副交感神経のバランスが取れなくなりそうです。なんだ小僧のときと何にも変わってないじゃないか、と思われぬよう現場を努めさせて頂きます!

○草?剛(イカ飯の販売員・田宮裕司役)
※初共演
ご覧になって下さった皆さんに気持ちが伝わる映画にしたいです。高倉健さんをはじめ、素晴らしい役者さんたちとお芝居をご一緒出来る事が今からとても幸せで、ワクワクドキドキしています。一生懸命、頑張ります!!

○余貴美子(漁師町で食堂を営む・濱崎多恵子役)
※初共演
仕事をする前から、こんなにワクワクすることは滅多にありません。高倉健さんとお仕事をするということは、俳優にとって刺激的なことです。心を込めて、撮影に臨もうと思います。

○綾瀬はるか(多恵子の娘・濱崎奈緒子役)
初共演
脚本を読み、主人公が旅をする中で様々な人と出会い、さみしい心に少しほっこりと温もりを感じるような物語です。先輩方にご迷惑をかけぬよう、主人公、そして観客のみなさまにほっこりするような気持ちを伝えられるように、一生懸命与えて頂いた役を演じたいです。高倉健さんとはまだお会いしてませんが、よろしくお願いします。

○三浦貴大(吾郎の孫、奈緒子の婚約者・大浦卓也役)
※初共演
この映画に関わる事ができ、大変光栄です。作品の中に生きるひとりの人物になれるよう全力で臨みたいと思います。

○大滝秀治(九州の漁師・大浦吾郎役)
※「無宿」(1974年)、「神戸国際ギャング」(1975年)、「君よ憤怒の河を渉れ」(1976年)、「八甲田山」(1977年)、「野性の証明」(1978年)、「冬の華」(1978年)、「海峡」(1982年)、「居酒屋兆治」(1983年)、「海へ 〜see you」(1988年)、「あ・うん」(1989年)
大事な仕事です。まわりの方々にやっかいをかけずに無事に終わりたいです。

○長塚京三(富山刑務所の総務部長・塚本和夫役)
※初共演
御一緒できる「その日」が、こんなに早く来ようとは・・・。まるで夢のようです。

○原田美枝子(和夫の妻・塚本久美子役)
※初共演
ご一緒するシーンは少ないのですが、大先輩であり憧れの大スター高倉健さんと共演できることになり、とても嬉しいです

○浅野忠信(警官役)
※初共演
今回、この作品に参加でき、とても嬉しいです。今の自分の出せるだけの力を出して役に取り組まさせていただきます。

○ビートたけし(自称埼玉の元中学教師・杉野輝夫役)
※「夜叉」(1985年)
「夜叉」以来、四半世紀ぶりに高倉健さんと一緒にお仕事できるということで、とても楽しみにしております。

制作スケジュール
制作期間:2011年9月7日クランクイン〜11月中旬
完成予定:2012年春     公開予定:2012年秋
制作・配給 東宝

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執筆者

Yasuhiro Togawa