“より広く!より深く!”を掲げ、世界の映画で、現在最も活気のあるアジア圏(中東地域を含む)の国や地域で制作された作品の中から優れた作品を選び上映する「アジアの風」部門。今年注目の3特集とその豪華ラインアップを発表!

■フィリピン最前線〜シネマラヤの熱い風
毎年7月に開催され熱狂的な盛り上がりで知られるフィリピン映画の祭典、シネマラヤ映画祭の最新受賞作を紹介。シンポジウムを併設予定。
<上映作品>
『浄化槽の貴婦人』(The Woman in Septic Tank) 監督:マーロン・N・リベラ
 シネマラヤ2011ニュー・ブリード部門(新鋭監督作部門)グランプリほか4賞受賞作。(フィリピン)

『クリスマス・イブ』(Trespassers) 監督:ジェフリー・へトゥリアン
 シネマラヤ2011ディレクターズ・ショーケース(ベテラン監督作部門)グランプリほか4賞受賞作。(フィリピン)

『海の道』(Ways of the Sea) 監督:シャロン・ダヨック
シネマラヤ2010ニュー・ブリード部門グランプリほか2賞受賞作。TIFF10上映。(フィリピン)

『白タク』(Colorum) 監督:ジョビン・バレステロス
シネマラヤ2009ニュー・ブリード部門脚本賞・主演男優賞受賞作。TIFF09上映。(フィリピン)

■女優=プロデューサー杉野希妃〜アジア・インディーズのミューズ
韓国、日本からマレーシアまでを越境する新進女優=プロデューサー、杉野希妃にフォーカス! デビュー作から最新ワールドプレミアまでを俯瞰する。
<上映作品>
『大阪のうさぎたち』(Two Rabbits in Osaka) 監督:イム・テヒョン
 韓国の新鋭イム・テヒョンの大阪ロケ最新作。杉野は主演兼プロデューサー。(韓国=日本)

『マジック&ロス』(Magic & Loss) 監督:リム・カーワイ
 杉野が『息もできない』のキム・コッピ、ヤン・イクチュンと香港の孤島で共演。(日本=韓国=マレーシア=香港=フランス=アメリカ=中国)

『避けられる事』(Exhalation) 監督:エドモンド・ヨウ
マレーシア出身のエドモンド・ヨウ監督。杉野と篠原ともえが共演。(日本=マレーシア)

『まぶしい一日』(One Shinning Day) 監督:キム・ソンホ、キム・ジョングァン、ミン・ドンヒョン
 デビュー作のオムニバス作品。杉野は第1話「宝島」に出演。(韓国)

『タレンタイム』(Talentime) 監督:ヤスミン・アフマド
 杉野が大きな影響を受けたヤスミン・アフマドの遺作。TIFF09上映。(マレーシア)

『歓待』(hospitalite)
 監督:深田晃司
 日本映画における杉野の代表作。TIFF10日本映画・ある視点部門作品賞受賞作。(日本)

■ディスカバー亜州電影〜アジア映画史アラカルト
インド、韓国、フィリピンなど、アジア各国の映画史や伝説の映画人
に光を当てたドキュメンタリーを特集。
『玄海灘は知っている』のアンコール上映も!
<上映作品>
『ボリウッド〜究極のラブストーリー』
(Bollywood: the Greatest Love Story Ever Told)
 監督:ラーケーシュ・オームプラカーシュ・メーヘラー、ジェフ・ジンバリスト
インド映画名場面集。ザッツ・インディアン・エンタテインメント!(インド)

『フィリピン映画への帰還』(Return to Manila: Filipino Cinema) 監督:ユベール・ニオグレ
 アジアの映画大国、フィリピンの映画史をひもとくドキュメンタリー。

『韓国映画の秘密』(Through Korean Cinema) 監督:レオナルド・チニエーリ・ロンブローソ
アジアの映画大国、韓国の映画史をひもとくドキュメンタリー。

『グル・ダットを探して』(In Search of Guru Dutt) 監督:ナスリーン・ムンニー・カビール
インド映画史上の巨匠ダットの生涯をたどるドキュメンタリー。

『玄海灘は知っている』(Hyeon-hae-tan Knows) 監督:キム・ギヨン
韓国映画史上の怪物監督キム・ギヨンの代表作。TIFF09修復版アンコール上映。

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■イベントタイトル: 第24回東京国際映画祭
■開催期間:10月22日(土)〜10月30日(日) 9日間
■会場:六本木ヒルズ(港区)ほか
■オフィシャルHP:http://www.tiff-jp.net/
■チケット発売日:10月8日(土)前売鑑賞券発売開始
■一般問い合わせ先
ハローダイヤル 9/21(水)〜10/30(日)
日本語:03−5777−8600、050−5541−8600 (全日/8:00〜22:00)
英語:03−5405−8686 (全日/9:00〜18:00)
※ご紹介いただく一般の方向け問い合わせ先は、下記ではなく、上記「一般お問い合わせ先」をご記載ください。

執筆者

Yasuhiro Togawa