9月3日(土)からどこよりも早く北陸先行ロードショーとなる珠玉の長編青春ドキュメンタリー作品「私たちの時代」が、11月19日(土)より新宿武蔵野館、渋谷アップリンクほかにて全国順次ロードショーされることが決定しました。

9.3 Sat〜 どこよりも早く北陸先行ロードショー!
上映館:ワーナー・マイカル・シネマズ 金沢、ワーナー・マイカル・シネマズ 御経塚、イオンシネマ金沢フォーラス、シネマサンシャインかほく、金沢コロナシネマワールド、福井コロナシネマワールド

11.19 Sat〜 新宿武蔵野館、渋谷アップリンクにてロードショー!
以降、全国順次公開

【ストーリー】
日本海に面した石川県、奥能登。半島の先端に位置する小さな町、門前町。過疎の進む寂れた町に、たった1校だけある県立高校、石川県立門前高等学校。
カメラが映し出すのは、この小さな町の高校の「女子ソフトボール部」。

撮影中の2007年3月25日、「能登半島地震」がこの小さな町を直撃した。押し潰された家々、言葉を失った人々…。町が、声をあげて泣いた。その落胆と絶望の中を、胸を張って駆け抜けていく少女たちがいた。門前高校「女子ソフトボール部」の若者たち。被災してからわずか2週間後、まだ傷跡が深く残るグラウンドに、彼女たちは立った。悲嘆にくれる町に突然響き渡った女子高生たちの明るい掛け声。そこには「明日への希望」が映し出されていた。それが、この町の、再生と復興の物語の始まりだった。

【希望の匂い。未来へ向かう、ちから】
3.11以降、私たちの混迷は深まり、未来が見えません。日本という国がいま、これまで誰も経験したことのない未体験ゾーンの中に足を踏み入れていることを多くの人たちが感じています。しかし今も、この国には、ひたむきに生きている若者がいて、それを懸命に支えようとしている大人たちがいます。どん底から強制的に再スタートを切らなければならないニッポン。希望はゼロ、に見えるいま、「希望の匂い」を嗅ぎつける力が、今を生きる【私たちの時代】に求められているような気がしてならないのです。「手遅れかもしれない」、「でも、どうにかしたい」の狭間で揺れながら、そして何度も自問自答しながら、それでも自分の足で、この時代を歩いていく。あきらめないことの大切さと、それを担う若者たちの覚悟に気づかされる、3年間の物語です。

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執筆者

Yasuhiro Togawa