縁は異なもの、味なもの–夫婦が紡ぐ日常には、2人にしか分からない人生の機微があります。様々な夫婦のかたちに、様々な愛のものがたり。昭和の銀幕に輝く夫婦映画を特集いたします。
 名匠・松山善三監督が描く『二人で歩いた幾春秋』は、戦後の貧しい時代を背景に、息子の成長を見守る夫婦の16年が綴られています。幾多の困難を愛で乗りきる夫婦の姿に感涙必至の作品です。また、小津安二郎監督作品『お茶漬の味』では、倦怠期夫婦が主人公。育ちの違う夫婦のすれ違いと絆の結びつきを抒情豊かに描きあげています。
 その他、家族の反対の中、職場結婚を果たした新婚夫婦の挫折と愛を描く『この二人に幸あれ』や、謝国権のベストセラーを映画化した夫婦の性活マニュアル『性生活の知恵』二部作など28作品をセレクト。日々哀歓の夫婦生活に密着した7週間をお届けします。
                                     
特集上映『昭和夫婦百景』 

開催期間:2011年8月21日(日)〜2011年10月8日(土)
     
開催場所:ラピュタ阿佐ケ谷
     
上映作品:『結婚式・結婚式』/『愛妻記』/『妻という名の女たち』/『安宅家の人々』
     『好人物の夫婦』/『風の中の牝鶏』/『夫婦百景』/『二人で歩いた幾春秋』
     『目白三平物語 うちの女房』/『女ごころ』/『悶え』/『奥様は大学生』
     『続 夫婦百景』/『お茶漬の味』/『性生活の知恵』/『夫婦善哉』
     『女は幾万ありとても』/『おんなの渦と淵と流れ』/『性生活の知恵 第二部』
     『男性飼育法』/『夫婦』/『女房族は訴える』/『あの手この手』/『旅路』
     『おしゃべり奥様』/『妻の日の愛のかたみに』/『喜劇“夫”売ります!!』
     『この二人に幸あれ』

特集サイト:http://www.laputa-jp.com/laputa/program/fuufuhyakkei/

入場料金:一般…1,200円、シニア・学生…1,000円、会員…800円、3回券…2,700円、水曜サービスデー…1,000円均一

お問合せ:ラピュタ阿佐ケ谷(TEL:03-3336-5440)

執筆者

Yasuhiro Togawa