昨年モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を始め、国内の映画賞を数々と受賞した深津絵里と俳優だけでなく、歌手としても精力的に活動する西田敏行とのスペシャルユニットがこの度結成され、自身らが出演する10月29日公開の『ステキな金縛り』の主題歌を担当することが決定しました!
深津演じる三流弁護士のエミが、西田演じる落ち武者の力を借りて難事件に挑む本作で、息のあった演技を発揮していた二人が、本編が終わってもエンドロールでその美声を響かせます。
深津は、三谷監督の前作『ザ・マジックアワー』に出演した際、役柄の高千穂マリとして「I’m Forever Blowing Bubbles」を披露し、サウンドトラックに参加していましたが、今回は西田とのスペシャルユニットの上に、なんと作詞を三谷幸喜監督自身が手掛けたオリジナルソングとなりました!(曲のタイトルは、「ONCE IN A BLUE MOON」。映画『ステキな金縛り』のサブタイトルでもあります)
また、エミと落ち武者・更科六兵衛の活躍の舞台でもある法廷のシーンで登場する、殺人事件の容疑者・矢部五郎役のKAN、エミの前に立ちはだかる敏腕エリート検事・小佐野徹役の中井貴一、エミの弁護士事務所のボス・速水悠役の阿部寛、裁判官・菅仁役の小林隆がその名も「法廷ボーイズ」という名でコーラスを担当します。まさに“夢の競演”です!
三谷監督が作詞を手掛けるのは平井堅さんの「一人じゃない」(作詞:三谷幸喜 作曲/歌:平井堅)以来となります。

【三谷監督コメント】
そもそも、子供の頃からディズニー映画でよく使われている、劇中で時間の経過を音楽(挿入歌)で綴るという演出が大好きで、自身の作品でも一度取り入れたいと考えていた所から、今作の企画の段階で、挿入歌としてこの楽曲を作ることにしました。そして、とても素晴らしい楽曲が出来たので主題歌にも採用する事になりました。歌い手に関しては、曲を作る際に、エミの気持ちを歌った曲、エミと六兵衛の関係性を歌った曲にしようと考えたので、『ザ・マジックアワー』でも歌を披露してもらい、更に舞台デビューがミュージカル(『アンの青春』(92))だった深津さん、ミュージカルスターでもあり歌手としても大活躍中の西田さんにデュエットでお願いすることにしました。法廷ボーイズに関しては、丁度楽曲が上がった時に中井さんも居合せ、一緒に聞いたらとても喜んでくれたので、協力をお願いしました。更に、KANさんはプロのミュージシャンですし、小林さんもミュージカルで活躍している、阿部さんもとても声が良いということで、法廷に関わる4人に“法廷ボーイズ”としてコーラスで参加してもらうことにしました。声の良い人が法廷に集まっていました。作詞に関しては、エミと六兵衛の関係性を謳いながらも、カラオケなんかでも歌いやすいように、限定し過ぎず、ラブソングにもなるような色々な意味を含ませることを意識しました。今は、サントラとしての発売ですが、出来ればシングルカットをして、紅白を目指したいです。ただ、その場合紅と白、どちらで出るか・・・・。深津さんは紅と言ってましたが・・・。

タイトル:「ONCE IN A BLUE MOON」 10月5日発売
作詞:三谷幸喜 作曲:荻野清子
歌:深津絵里 西田敏行/コーラス:法廷ボーイズ(KAN 中井貴一 阿部寛 小林隆)

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執筆者

Yasuhiro Togawa