妻夫木 聡と、松山ケンイチが初共演し、若き奇才・山下敦弘監督と共に<実在の事件>を基に描いた衝撃と感動の映画『マイ・バック・ページ』が、いよいよ今週末5/28(土)全国公開になります。
映画の舞台は1969-72年。忽那汐里(18)演じる倉田眞子は、妻夫木聡演じる若き記者・沢田雅巳が働く新聞社の週刊誌「週刊東都」のカバーガール。無邪気な笑顔の奥に、大人びた感性を秘める高校生の眞子に、沢田は興味を覚えます。
彼女が表紙を飾る「週刊東都」は、原作者・川本三郎が実際に所属していた、1922年に創刊されてから現在まで約90年の伝統を持つ朝日新聞社の週刊誌「週刊朝日」がモデルになっております。
今回、映画の中でも登場する「週刊東都」の表紙を初公開!70年代の雰囲気が漂うこの写真は、山下監督もこだわり、映画撮影期間中に撮り下ろされました。さらに、「週刊朝日」5/31発売号の表紙に、忽那汐里が登場!今回は週刊朝日の表紙の写真も発売前に解禁させていただきます。

忽那汐里さんのコメント この作品では、憧れでありました山下組の皆様と共に、私自身も向き合った事が無かったような、とても深いテーマに触れ合う事ができました。作品本篇の撮影とは、また別に、「週刊東都」の表紙撮影ではスタッフの皆様とじっくり撮影できた事が、私にとって、とても貴重な体験となりました。このような形で皆様にご覧頂ける事、とても嬉しく思います。

山下敦弘監督のコメント 眞子役のオーディションで忽那さんはすごく独特でした。他の十代の子に比べて重みがあって、単純にドキッとしました。「嫌な感じがする」というセリフを言ってもらったのですが、“この子に言われたら嫌だなぁ”と思い、それで眞子役はすぐに決まりました。撮影の都合上、始まって最初の二週間で忽那さんのシーンは全部撮ってしまったのですが、そこのシーンを撮って“この映画いけるかも”と思いました。だから今回の倉田眞子という役は、今の時代にはない清潔さなど含め、忽那さんじゃなきゃ駄目だった。「週刊東都」の表紙は一緒に撮ったんですけれど、あれは楽しかったです(笑)。

週刊朝日 河畠大四編集長のコメント  現代的なのに昭和の古風な香りを漂わせる、目力の強い女の子という印象。笑顔には周囲をなごませる不思議な魅力を備え、表紙モデルにぴったりな逸材と思い起用しました。さて、どこまで化けるか。今後が楽しみな女優さんです。映画の小道具の「週刊東都」も、実際のバックナンバーと見比べたところ、当時の雰囲気がよく再現されていて驚きました。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=47717

執筆者

Yasuhiro Togawa