2/5(土)より全国50スクリーンで開催中の「第二回 午前十時の映画祭」。3/11の東日本大震災の影響により、施設に大きな損害を受けた「MOVIX利府」(宮城県宮城郡利府町)と「TOHOシネマズ ららぽーと横浜」(横浜市都筑区池辺町)の2館では、現在もなお上映休止中ですが、両地域の熱心なファンから再開を望む声が数多く寄せられる中、両館共に来る5/20(金)から営業を再開、5/21(土)から映画祭上映を再開する運びとなりました。再開を飾る上映作品、利府は『大いなる西部』、横浜は『ドクトル・ジバゴ』。以降、他の劇場同様、週替わりで名作上映が続けられていく予定です。
以上2館での上映再開によって、「第二回 午前十時の映画祭」開催中の全50館で、当初の予定通りの巡回上映体制が整うこととなります。

なお「MOVIX利府」では、5/18(水)から20(金)までの3日間に限り、昨年の「第一回 午前十時の映画祭」上映作品50本の中で最も人気が高かった作品『ショーシャンクの空に』を無料上映することになりました(18、19日は2回上映、20日は1回上映)。『ショーシャンクの空に』は、逆境における「希望」を描いた作品であり、映画祭事務局は、「MOVIX利府」を運営する㈱松竹マルチプレックスシアターズから打診された特別無料上映のオファーを受け、海外の権利元に確認の上、このたびの上映が可能となりました。海外の権利元からは、「このような上映に協力できることを心より喜んでいます」というメッセージが寄せられています。

なお震災の影響で休止した期間に上映する予定だった作品に関しては、各劇場の協力を得ながら第二回映画祭終了後の2012年1月21日(土)以降の上映を検討・調整中です。

執筆者

Yasuhiro Togawa