本作で振付を担当、また記念すべき映画デビューとなるデイヴィッド役としても出演しているベンジャミン・ミルピエ。世界屈指の名門バレエ団、 ニューヨークシティバレエ団の所属にして、その才能にバレエ界が常に注目する存在であるベンジャミンは、本作で共演したナタリーと昨年12月に婚約を発表。現在ナタリーは妊娠中で今年夏に出産予定、アカデミー賞主演女優賞の受賞スピーチでは、壇上で彼への感謝を大きなお腹で語っていた姿も記憶にあたらしい。
ダンサーとして目覚ましい成功に加え、振付師としても絶賛されているベンジャミン。劇中で繰り広げられる多くのバレエシーンのうち、ふたりが一緒に踊る場面も多く収められている。そんなふたりの共演シーンの画像がついに解禁。ベンジャミンは振付を担当するにあたり「役者の踊りをバレリーナらしく、ダンサーらしく見せること」を自分の役目としてと語っている。すでにバレエ経験のあったナタリーと、ダンス未経験だったナタリー演じるニナのライバル役・リリーを演じたミラ・クニスについては「トレーニングの方法、トレーニングのリズムを明確にし、彼女たちにふさわしいコーチを決め、ふさわしい振り付けを考えた」という。一方ナタリーはベンジャミンについて、本物のトップダンサーに見えるよう現実味を持たせ、そのために正直な意見をくれた、と述べ、さらに「私にできる自分を一番美しく見える振付や、できないからやらない方がいいことなど、現実性を出すための振付をしてくれた」と語っている。
『ブラック・スワン』はいよいよ5 月11 日よりTOHO シネマズ日劇ほか全国ロードショー。ナタリー VSジョニーの対決にご注目ください!

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執筆者

Yasuhiro Togawa