妻夫木聡が、現代アクションエンターテイメントに初挑戦!

「運んでいるのは、おまえの運命だ。」
“秘密の運送屋(スマグラー)”—それは、たった一度のミスすら命取りになる、
死と隣り合わせの世界だった。
主人公は25歳のフリーター砧涼介(妻夫木聡)。彼は役者の夢に挫折した上に、多額の借金まで背負ってしまう。ある日、借金返済のために闇の運送屋(スマグラー)に放り込まれる。それは、とてつもなくやばい依頼物の運搬と処理。仕事仲間や依頼主、強烈なキャラクターをもった裏社会のプロたちに囲まれて、真剣に生きることを手放してきた男がいやおうなしに味わう、生死をさまようほどのスリル。「もう、逃げてばかりはいられない!」絶体絶命のピンチを前に一人の男が初めて自分の足で立ち上がるとき、ある奇跡が起こる。
原作者は、「闇金ウシジマくん」で2011年小学館漫画賞を受賞した真鍋昌平。デビュー以来、追い詰められる人間を中心にした作品を発表し続け、暴力と繊細な心理描写が同居する特異な作風は、多くのファンを獲得してきた。そして、初期の名作「スマグラー」が満を持して映画化となる。徹底した取材に基づき映し出された闇社会、現実をつきつけるようなキレのある台詞、無気力ムードを打破する力強さを持つこの物語は、ついに今、時代と合致した!

妻夫木聡が現代アクションエンターテイメントに初挑戦!
監督は国内外で高く評価される鬼才・石井克人。
砧涼介を演じるのは、『ウォーターボーイズ』で映画初主演を果たして以降続々と主演作が公開され、『悪人』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、名実共に日本映画界を背負う男、妻夫木聡。共演者には、永瀬正敏、松雪泰子、満島ひかり、安藤政信、小日向文世、?嶋政宏、我修院達也、阿部力ら多彩な顔ぶれが並ぶ。彼らの演じるアクの強いキャラクターがそれぞれの思惑で丁々発止の駆け引きを繰り広げる。
監督は、『鮫肌男と桃尻女』で長編映画デビュー、『茶の味』ではカンヌ国際映画祭監督週間のオープニングを飾り、『キル・ビルvol1』ではアニメーションキャラクターデザインを担当、そのエンターテイメント性豊かな演出が国内外から高く評価される石井克人。妻夫木が、「長年一緒に仕事をしたいと思っていた」と熱烈ラブコールを送った人物だ。CGやハイスピードカメラを使用したスタイリッシュなアクション映像演出、そして、身につまされるようなストーリーにコミカルでファンタスティックな要素を巧みに加え、誰もが楽しめるアクションエンターテイメントに昇華させた。

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執筆者

Yasuhiro Togawa