第11回東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞した、内田伸輝監督作品『ふゆの獣』(配給:マコトヤ)が、7月2日(土)よりテアトル新宿にてレイトショー公開されることが緊急決定しました。
たった4人の登場人物と、プロットとキーとなるセリフだけで脚本なし、製作費110万円の自主映画。
監督は内田伸輝(1973年埼玉県生まれ)。ドキュメンタリー『えてがみ』でPFFアワード2008審査員特別賞、長編劇映画『かざあな』で第8回TAMA NEW WAVE グランプリをはじめ多くの賞を受賞。長編劇映画2作目。キャストはミクシーで募った無名な役者たち。『ふゆの獣』は、むきだしの本能が行き着く先をスクリーンに鼓動させる、映画史上最も暴力的で、最も美しい映画です。
東京フィルメックスの授賞コメントは「映画的手法を用いて心理ドラマを類まれなる強烈なレベルへと発展させています。特にカメラの使い方が際立っており、俳優たちの演技も同様に素晴らしいものです。また審査員は、この作品が非常に限られた予算の中で大きな表現力を極めていることも高く評価します」。
7/2(土)からの東京公開に続き、大阪、京都、神戸、名古屋他全国各地でも続々公開が決定。

人は誰でも、傷つきたくない。当たり障りのない会話やぎこちない態度で相手の真意を探り、安心の拠りどころを見つけようとする。しかし一旦その歯車が狂ったとき、彼らはうろたえ、泣き叫び、感情を露わにしてぶつかり合う。嫉妬とエゴが表面化し、修復できないまでに関係が壊れたとき…。

第11回東京フィルメックス最優秀作品賞授賞
ロッテルダム国際映画祭2011コンペティション部門正式上映
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2011招待
大阪アジアン映画祭2011特別招待
香港国際映画祭2011 Indie Power部門正式上映
ニッポンコネクション Nippon Cinema部門正式上映

公式サイト
http://www.loveaddiction.jp/

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執筆者

Yasuhiro Togawa