今、明かされる、フランス政府による史上最大のユダヤ人一斉検挙
家族と引き裂かれながらも、生きることを信じて疑わなかった子供たちの真実の物語
1942年夏、ナチス占領下のパリでフランス政府によって行われた史上最大のユダヤ人一斉検挙“ヴェル・ディヴ事件”の真実を、家族と引き離された子供たちの視点から描き、昨年本国フランスで300万人を動員し大ヒットを記録した感動の実話、『黄色い星の子供たち』が夏に公開決定いたしました。
元ジャーナリストのローズ・ボッシュ監督が調査と研究に3年を費やし、1995年にシラク大統領が国家の責任に触れるまでフランスではタブーとされてきた歴史の闇が今明かされます。一斉検挙された16歳以下の子供たちの中で生き残った数少ない人物の一人である今も存命のジョゼフ・ヴァイスマンの証言をもとに、描かれる全てが<真実>の物語です。 『イングローリアス・バスターズ』『オーケストラ!』などのヒット作に出演が続き近年活躍目覚ましいメラニー・ロラン、フランスが誇る名優ジャン・レノが、子供たちの物語を支えます。

約束して。必ず、生き抜くと。
1942年夏、パリ。 夜霧にまぎれて行われた史上最大のユダヤ人一斉検挙。
家族と引き裂かれた子供たちの真実の物語。
ナチス占領下のパリ。ユダヤ人は胸に黄色い星をつけることが義務付けられた。11歳のジョーは、星をつけて学校に行くのが嫌だったし、公園や映画館、遊園地への立ち入りが禁じられたことに腹を立てていた。何かが変わろうとしていることは、わかっていた。それでもジョーと家族は、ささやかな幸せがつづくことを信じていた。フランス警察の荒々しいノックの音に、たたき起こされるまでは──。
1942年7月16日、夜明け前のパリで始まったユダヤ人一斉検挙。子供も女性も、赤ん坊さえも、1万3,000人ものユダヤ人がヴェル・ディヴ(冬季競輪場)に押し込められ、5日間、水、食料もなく放置された。だが、それは祖国フランスがナチスに協力して行った信じ難い出来事の、ほんの始まりに過ぎなかった──。

夏、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかにて全国順次ロードショー!!

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執筆者

Yasuhiro Togawa