2004年に単発の実験的番組としてスタートするや、NHKでは異例のコント中心のコメディー番組として瞬く間に話題となり、2006年からレギュラー化された「サラリーマンNEO」。NHKらしくないゆるい配役や、半年間放送して半年間充電するという視聴者の飢餓感をあおる放送スタイルでも注目され、2007年・2008年と2年連続で国際エミー賞にノミネートされる快挙を成し遂げた。今年は、いよいよシーズン6の放送も開始となり、もはやサラリーマンの定番アイテムとしての盛り上がりが期待される異色コント番組が、満を持して映画化!!
終身雇用制の崩壊や不景気の影響によりサラリーマンを取り巻く環境がシビアになっている昨今、疲れ切ったサラリーマンたちのカンフル剤となるべく、「サラリーマンNEO」が立ち上がった!かつて、植木等の「無責任シリーズ」にサラリーマンたちが夢を重ねたように、また、西田敏行の「釣りバカ日誌」にサラリーマンたちが癒されたように、今を生きるサラリーマンへの応援歌となる映画の誕生です。
番組の世界観はそのままに、ドラマ的ストーリーが加わってスケールアップした劇場版では、小池徹平と生瀬勝久というダブル主演の二人が、新入社員とクセあり課長のどうもかみ合わない上司・部下のやりとりを繰り広げます。もちろん、沢村一樹などオリジナルのメンバーも健在!「ここまでじゃないけど、あるある」と思わずニヤけてしまうシチュエーションや、「ちょっと大げさだけど、いるいる」という個性的なキャラクターたちが、番組以上にスクリーンで大騒ぎします。
野望もないがつぶされる事もなく、粛々とサラリーマン道を全うする現代のサラリーマンたちの中に、新入社員が放り込まれた事から巻き起こる、ありえない不可思議サクセス・ストーリー。でも最後には、そんなドタバタ劇に垣間見えるサラリーマンたちの底力に、いつしか元気をもらっている自分に気づくはず。サラリーマンだけではなく、老若男女すべての日本人が元気と勇気をもらえる作品です!

■小池徹平、プロデューサーからのコメント

◯小池徹平

この作品で、皆さんに笑ってもらえるよう、少しでも元気になってもらえるよう。全力で取り組みたいと思っています。
この気持ちが伝わる素敵な映画だと思うので、一つ一つ、一日一日を頑張ります。

◯プロデューサー

「日本の元気はサラリーマン・OLの元気から始まる」

不景気や就職氷河期など我々が働く環境は決して楽とは言えません。
そんな全ての働く人たちへの応援歌になれば良いと思い『劇場版サラリーマンNEO』を企画し準備を進めてきました。

その最中に今回の大災害が発生しました。日本が置かれた状況はより厳しくなり、
大きな悲しみを抱える事になりました。ただ、我々はいつまでも立ち止まっている訳にはいきません。

「日本が元気を取り戻すには、まずサラリーマン・OLが元気にならなければ!!」との思いで制作を進めております。

多くの方にせめてこの映画を観ている間だけでも、
笑って少しだけ幸せな気持ちになって頂けたら幸甚です。

公式HP:http://www.neo-movie.com/
FaceBookファンページ:http://on.fb.me/fvGxkn

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執筆者

Yasuhiro Togawa