東日本大震災 被災地・宮城県石巻市を中心にロケ
東北復興のために、いまこそ心をつなぐ映画を全国に!!
本作出演・みやぎ夢大使の林隆三氏は出演料の全額を寄付
映画『エクレール〜』に感銘受けた全日本菓子協会が被災地にお菓子を届ける支援

この度の東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げると共に、一日も早い復旧・復興がなされる事をお祈り申し上げます。

2010年10月、宮城県石巻市。津波が町を襲うおよそ5ヶ月前、この地をメインロケ地とした映画の撮影が始まりました。映画『エクレール・お菓子放浪記』は、宮城県の市民・行政・企業の協力のもと、宮城発の映画として製作され、第二次大戦下を1人の孤児が、必死に生き抜き、やがて希望の光を見いだす姿を描いた作品です。
原作は小説家・西村滋さんの自伝的作品でロングセラーとして長く読み続けられている「お菓子放浪記」。

宮城県では、本作の製作委員会と共に映画を支える、映画「エクレール・お菓子放浪記」製作と上映を支える宮城県民の会が設立され、炊き出しやエキストラ参加など様々な面でのバックアップが県をあげて進められました。そうして東北での4月23日先行上映の初日を持ち望んでいた矢先の3月11日、押し寄せた津波は、メインロケ地の石巻市を一瞬にしてのみこみました。撮影にも使われ、先行ロードショーの場所となるはずだった岡田劇場も跡かたもなく流されてしまいました。美しい町並みは破壊され、エキストラで出演した人には、未だに行方が分からない人がいます。

現在、宮城・岩手・福島での公開は見送られ、三県での上映めどはたっていません。しかし、映画『エクレール・お菓子放浪記』が今の時代に語ろうとしていたテーマ、それは<支え合う人の心のやさしさ>、いまこそ、全国に、この映画を届ける事で、「東北の復興に向け支援の輪を広げたい」、関係者一同、気持をあらたに、宮城県をはじめとする東北各県でこの映画作りを支えてくださった方々の思いをつなぎ合わせる上映の取り組みを始めております。東京では当初予定通り、5月21日よりテアトル新宿で公開いたします。

◆全日本菓子協会(映画『エクレール・お菓子放浪記』後援)より被災地にお菓子を届ける支援を開始!
現在、4月9日㈱湖池屋よりスナック菓子1,350ケース、11日㈱エイワよりマシュマロ 200ケース。
この働きは「宮城県民の会」を通じて他メーカーからも引き続き行われる予定。
林隆三さんは出演料の全額を寄付。映画の中で主人公 アキオ少年が一時身を寄せる旅一座の座長、尾上紋一郎を演じている。幼少期の6年間を仙台で過ごしたことから「みやぎ夢大使」に任命され、ゆかりのある東北への思いは一層強い。

◆映画「エクレール・お菓子放浪記」「とどけ〈思い〉、つながれ〈こころ〉」東京、神戸、福岡、3箇所で行う一般試写会でチャリティーとして上映会場で義援金を寄付するため、募金を募ります。

[公開劇場]東京・テアトル新宿 5月21日〜/大阪・テアトル梅田 6月11日〜/神戸・元町映画館 6月18日〜
名古屋・名演小劇場 7月23日〜/福岡・中洲大洋映画劇場 7月23日/札幌・ディノスシネマズ札幌劇場 7月予定
静岡・静岡シネ・ギャラリー ,浜松・シネマe_ra 8月下旬予定/京都・京都シネマ 近日上映予定

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執筆者

Yasuhiro Togawa