─バレエ映画の金字塔であり、映画芸術の伝説、
そして、多くのクリエイター達が“創造エネルギーの原点”と称する傑作─                

今夏、ユーロスペース(他全国順次公開)にて名作『赤い靴』のデジタルリマスター・エディションによる公開が決定いたしました。

◆“マーティン・スコセッシ監修によるデジタルリマスター版”で蘇る名作! ◆
マーティン・スコセッシ監督の監修のもと、2年の歳月をかけ、オリジナル・ネガの修復作業が完成。2009年カンヌ国際映画祭で、スコセッシの挨拶とともに世界初公開され話題になった本作が、いよいよ待望の日本上陸です。

◆バレエダンサーの悲劇。愛を選ぶのか、踊り続けることを選ぶのか。 ◆
アンデルセンの童話「赤い靴」をベースにした、バレエダンサーの愛憎と悲劇の物語。世界一のプリマを夢見るヒロインと、彼女を育て上げることに情熱の全てを注ぐバレエ団主宰プロデューサー、そして、彼女と恋に落ちる才能溢れる青年作曲家。ヒロインは、作曲家との幸せな結婚を望むが、プロデューサーは、ただ踊ることだけを強いる。彼女の心は激しく揺れ、そして悲しい結末を迎える・・・。バレエ映画の金字塔として語り継がれる名作である一方、芸術を極めることの惨さを描いた作品として、『カミーユ・クローデル』『ピアニスト』『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』『ブラック・スワン』といった、“アーティストの光と影を描く映画の原点”と言っても過言ではありません。

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執筆者

Yasuhiro Togawa