4月2日にシアターN渋谷にて公開される「Lily」の中島央監督が、東日本大震災へのチャリティーキャンペーンを表明しました。

映画のタイトルにもなっている「Lily」=ユリの花ですが、震災後の悲しい気持ちを癒すためになるならと、花の生産農家・JA土佐あき花き部 ゆり名人の協賛、日比谷花壇の協力で、ご提供頂けることになりました。シアターN渋谷で1回目上映後に行われる他、桜丘町の通りでもチャリティー販売を行います。

ユリの花を500円でチャリティー販売し、こちらはBNIマイズナー財団*1を通じて、東日本大震災の復興支援として災害救援機関に寄付される他、劇場に募金箱も設置します。先日アクセルマーク株式会社から配信された「絶対、映画を撮ってやる!〜映画『Lily』 中島央監督 自伝」*2にも書かれていた通り、ニュージーランドで高校時代を過ごし、映画の本場ハリウッドで映画を学びキャリアをスタートした中島監督がBNIマイズナー財団を通じて、世界へも日本の復興のための歩みを呼び掛けていきます。
このキャンペーンの参加者(特別鑑賞券を劇場に持ってきた方、花を買ってくれた方、募金をしてくれた方)に添付の「Lily LOVE Japan」バッチがプレゼントされることになっています。

■BNIマイズナー財団*1
BNIマイズナー財団とは何か?
BNI財団は、BNIが展開する国々の子供と教育に関する慈善運動を支援する非営利プログラム。財団は、「ジュニア・アチーブメント」を通じた世界中の青少年に対する事業教育プロジェクトと、BNIが存在する国々の教育プロジェクトに対し少額の助成金を供与することにその活動の中心をおいている。

BNIマイズナー財団は、教育者のニーズと実存するリソースのギャップを埋める事を支援するひとつの方法として1998年にBNI(www.bni-japan.com)の共同オーナーであるエリザベス・マイズナーとアイヴァン・マイズナ—夫妻により創設された。 財団のミッションは、BNIのメンバーが存在する国々において、子供たちの教育プログラムを支援することである。

「私たちのゴールは今日の教育を通じて明日のビジネスを改善することです」とマイズナー夫人は言う。 「各国において子供たちの人生に違いをもたらし、ビジネスシーンにおいて彼らの能力を存分に発揮させようとしている教育者に対して助成金を提供したいのです」

BNI財団は、メンバーによる個別の寄付、誰かの栄誉や追悼のための寄付、毎月50ドル以上の定額寄付をするマンスリーヒーローや100ドル以上のマンスリースーパーヒーロー、世界中のチャプターやリージョンによる募金活動など、様々な方法を通じて世界中のBNIメンバーにより支えられている。

■「絶対、映画を撮ってやる!〜映画『Lily』 中島央監督 自伝」*2
(アクセルマーク株式会社より、電子書籍で好評配信中)

映画ファンの父親に影響を受けて、米サンフランシスコ州立大映画学科で映画製作を学び、ハリウッドでキャリアをスタートさせた映画監督、中島央氏の自伝です。

同氏が監督、脚本を手掛けた初長編映画「Lily」は、第62回カンヌ国際映画祭においてワールド・プレミア上映され、メキシコ国際映画祭ではシルバー・パーム・アワード賞を受賞、その他数々の映画祭にて脚光を浴びました。世界中で今後の活躍が期待されている同氏ですが、ハリウッドデビューするまではとんとん拍子とはいかず、落ちこぼれ人生を歩んでいました。都立高校へ入学するも、突然理由なく学校へ通うことが出来なくなり、生きる目標もなく苦悩の青春時代を過ごしていました。そんな時、幼少の頃から父親の影響で慣れ親しんだ映画に支えられたことがきっかけで、同氏は映画監督になる夢に向かってひたむきに突き進み出します。

本作品では、高校をリタイヤした苦悩の日々から、父の危篤、生活苦、映画を撮ることができない焦りなど、苦労と不運の連続に見舞われながらも、「悔しかったら、映画の一本でも撮ってみろ!」と言い放った母親の言葉を糧に、あきらめないで行動する気持ちを持ち続けた結果、ハリウッドで華々しく映画監督デビューを果たした軌跡を描いております。物事が上手く運ばない時も、「あきらめないで行動する」挑戦する勇気が共感できる作品となっております。

『Lily』4月2日 シアターN渋谷にてプレミアムロードショー!!

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執筆者

Naomi Kanno