1980年に公開された「映画ドラえもん のび太の恐竜」からスタートした「映画ドラえもん」シリーズ。昨年30周年を迎えシリーズ累計動員が9千万人を突破するなど、名実ともに世代を越えて愛される国民的アニメ映画シリーズとなっています。今後また次の30年50年100年と続く、新しい一歩を踏み出す第31作目となる新作『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』。原作者、藤子・F・不二雄さんのメッセージが詰まった、すべての世代へ贈る感動の物語です!

1986年に公開され、現在に至るまで多くのドラえもんファンの心に残り続けている「映画ドラえもん のび太と鉄人兵団」が生まれ変わります。監督には『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』でドラえもんの映画シリーズ史上初の女性監督に就任した寺本幸代。前回も旧作に新しい息を吹き込み、リメイクに留まらない大作を作り上げました。今作はメインキャラクターとなるリルルとしずかちゃんとの女の子同士の活躍と友情が感動を巻き起こす内容となっており、寺本監督の女性らしい感性がどのように発揮されるかが期待されます!

そしてこの度、この作品に、福山雅治さんがカメオ出演されることが決定いたしました!!
しずかちゃんの憧れのスターとして、既にキャラクターだけはドラえもんに登場している「福山雅秋」。福山さんをイメージして作られたキャラクターをテレビのレギュラー放送(昨年9月17日OA)に登場させたところ、ご自身のラジオ番組に、“福山雅治そっくりのキャラクターがドラえもんに出演していました!!”という情報がリスナーから入り、“福山雅秋”の存在を知った福山さん。その後、そのOAを実際にご覧になられたとのこと。子どもの頃から見ていた番組に“福山雅秋”とは言っているが、確実に自分に違いないキャラクターが出ていたことが嬉しかったそうで、ラジオ番組の放送内で“自分でアフレコをしたい”とおっしゃっていただきました。それをまた偶然ドラえもんサイドのスタッフが聞いており、新作映画の制作が始まるタイミングで、ダメ元で実際にオファーをしたところ、なんと快く引き受けていただきました!!

今回が福山さんにとって声優初挑戦となるため、注目が集まります!テレビでのOAは2月11日のドラえもん3時間SP、3月5日公開の『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』にもその福山雅秋がカメオ出演します!さらに映画ドラえもんのCMとして、“福山雅秋バージョン”を制作。こちらのナレーションも福山さんが担当され、CMは2月中旬から流れる予定となっており、その内容は2月11日のSPで明らかになります。

<福山さんコメント>

——2010年9月、福山雅秋としてTVアニメ「ドラえもん」に登場されましたが、
そのときの感想を教えて下さい。

ラジオ番組のリスナーから、「福山雅治そっくりのキャラクターがドラえもんに出ている」って教えてもらったんです。しかもしずかちゃんが大ファンだという設定で。うれしかったですねえ。相当、いろいろな人に自慢しましたから。「俺、ドラえもんに出たことあるんだよ」って(笑)。

芸能界に入って、二番目にうれしかったことです。ちなみに一番はビヨンセに「アイ・ライク・フクヤマ」って言われたこと(笑)。西洋と日本を代表する美女ふたりに好きだって言われたので、もう思い残すことはない。本当に、この世界に入ってよかった(笑)。

けど、どうせなら自分で声をあてたかったんですね。

——そして今回、実際に2月放映の特番&3月公開の映画で、福山雅秋としてアフレコ初挑戦することになりました。アフレコを終えてみていかがでしたか?

相当入念に役作りをしてきたんですけど、出番が短くてちょっと残念。もっとがっつり、しずかちゃんとからめると思っていたので(笑)。福山雅秋役に限らず、これからも機会があれば声優にチャレンジしたいです(笑)。

——ドラえもんについて

「もちろん大好きです。僕にとっても、気がつたらそこにいる存在でした。子どもはもちろん、ドラえもんを観て育った大人たちにもいまだに夢を与え続けているという意味では、ものすごいアイドルであり大スターだと思います。“ドラえもん”には、大人になってあらためて教えられることがいっぱいあります。そんなところも人気者であり続ける理由のひとつなんでしょうね。」

——ほしいひみつ道具

旅行が好きなので、“どこでもドア”って言うつもりだったんです(笑)。でも最近、飛行機の中でのんびりする時間も大事だなって思うようになったので、“どこでもドア”はなくてもいいです(笑)。
となると、やっぱり“タイムマシン”ですかね。過去に行きたいんですよね。恐竜を見に行ったり、幕末に行って坂本龍馬さんに会ってみたりしたい。あと、のび太がおばあちゃんに会いに行く話がありますが、ぼくも自分のおばあちゃんの若い頃に会ってみたいですね。二十歳ぐらいのおばあちゃんに。どんな恋をしてたのかなぁ、とか。

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執筆者

Naomi Kanno