今年も映画大国アメリカでは賞レースの季節がやってきました。
中でも毎年話題の、そして問題作ともいえる映画を発表するサンダンス映画祭がついに開幕(1月20日−1月30日)。
2009年に本映画祭で最高賞をとった『プレシャス』は、翌年の第82回アカデミー賞脚色賞・助演女優賞を受賞。まったくの新人で主演のガボリー・シディベは一躍時の人となりました。
今年はメジャー映画だけでなく、こんな個性的な映画にも是非ご注目下さい!!

※2010年の映画祭上映作品も続々日本公開が決定。要チェック※
『スプライス』 新宿バルト9他にて全国公開中 出演:エイドリアン・ブロディ、サラ・ポーリー
『愛する人』 Bunkamuraル・シネマ、TOHOシネマズシャンテほかにて全国公開中 出演:ナオミ・ワッツ、アネット・ベニング
『ティーンエイジ・パパラッチ』 2月5日(土)より新宿バルト9他にてロードショー 出演:エイドリアン・グレニアー、オースティン・ヴィスケデイク
『ランナウェイズ』 3月12日シネクイントほか全国ロードショー 出演:クリステン・スチュワート、ダコタ・ファニング
『ブルー・バレンタイン』 新宿バルト9、TOHOシネマズシャンテ他にてロードショー 出演:ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ

さらに、2010年の本映画祭でプレミア上映され、その衝撃的映像描写により女性の観客が退場したという問題作『キラー・インサイド・ミー』が2011年4月16日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開される運びとなりました。
本作はアメリカを代表するノワール小説の帝王、ジム・トンプスンの「おれの中の殺し屋」を、『マイティ・ハート/愛と絆』のマイケル・ウィンターボトム監督が映像化。主演は、『ジェシー・ジェームズの暗殺』でアカデミー賞ノミネートを果たしているケイシー・アフレック。さらに、ルーをひたすら愛し身を捧げる恋人を『NINE』のケイト・ハドソン、『ファンタスティックフォー』で健康的な魅力をふりまくも、本作では主人公が一瞬で愛に堕ち、変貌を遂げるトリガーとなる娼婦をジェシカ・アルバが演じています。

【サンダンス映画祭】
1978年、俳優・映画監督のロバート・レッドフォードが「ユタ・US映画祭」として開始。アメリカ・ユタ州のスキーリゾート、パークシティで毎年1月中旬から11日間に渡って開催される。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』『セックスと嘘とビデオテープ』『ソウ』などのインディペンデント映画や、才能ある若手監督発掘の場として知られている。

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執筆者

Naomi Kanno