映画化をきっかけによみがえった小説!
村上春樹らと並び評された佐藤泰志の幻の小説が、著者の没後20年、ついに映画化!
関東公開3劇場にて、書店員様特別割引を実施!!

12月18日(土)より渋谷ユーロスペース、川崎市アートセンター、横浜シネマ・ジャック&ベティ、ほかにて全国公開となる映画『海炭市叙景』にて、書店員様を対象とした特別割引を実施いたします。
本作は、5度の芥川賞候補に挙げられながら賞にめぐまれず、1990年に41歳で自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の連絡短編小説の映画化。原作は、36篇が書かれる予定が18篇までと未完で終わっており、91年に集英社から単行本が発刊されたが絶版となっていました。函館の映画製作実行委員のメンバーがツイッターで文庫化を要望するつぶやきをしたところ、小学館担当者の目にとまり、文庫化が実現しました。
小学館文庫より10月6日に発売された文庫本は新聞各紙、雑誌等で多く取り上げられ、重版を重ねる売れ行きで、20年間ほぼ忘れ去られていた作家・佐藤泰志に再び光が当たり、再評価の動きが高まっています。
佐藤泰志が自ら命を絶つ最期のときまで書き続けたのは、変わりゆく故郷・函館の街と、そこに生きる市井の人々の姿でした。1980年代後半のバブル期に書かれた小説でありながら、疲弊した地方都市の姿と、そこでやりきれない想いを抱えながらも懸命に生きる登場人物たちの姿は、まさに現代社会に生きる私たちの姿であり、今の時代の私たちが求めている物語なのではないでしょうか。
人気小説を原作とする映画化が続く昨今にあって、映画化をきっかけによみがえった小説「海炭市叙景」をより多くの人に知っていただきたく、書店員様向けの特別割引を実施することにいたしました。
書店員の方々は、お名刺やネイムプレートなど、書店員であることを証明できるものを劇場窓口にてご提示いただきますと、おひとり様1,200円にてご鑑賞いただけます。
また、公開前の試写会にて、「もう一度観たい」という声が多数あったことから、2回目以降は、1,400円にてご鑑賞いただけるリピーター割引も実施いたします。

≪書店員様特別割引≫
おひとり様 1,200円

※渋谷ユーロスペース、川崎市アートセンター、横浜シネマ・ジャック&ベティにて有効。
※大人おひとり様分の料金です。ご本人様に限ります。
※劇場窓口にて、書店員であることを証明できるもの(名刺、ネイムプレートなど)をご提示ください。

≪リピーター割引≫
2回目以降 1,400円

※渋谷ユーロスペース、川崎市アートセンター、横浜シネマ・ジャック&ベティにて有効。
※大人おひとり様分の料金です。
※劇場窓口にて、前回ご鑑賞時のチケット半券をご提示ください。(他劇場の半券は不可)
※2回目以降何度でも有効。

『海炭市叙景』
12月18日より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
http://www.kaitanshi.com/

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執筆者

Yasuhiro Togawa