日本で生まれ育ち、黒澤明作品、宮崎駿作品をはじめ多くの邦画の英語字幕を手掛けてきた
リンダ・ホーグランドが初監督を務めたドキュメンタリー映画『ANPO』。
トロント映画祭にも招待された本作は”基地問題”が緊迫する今、
60年安保を知る朝倉摂や横尾忠則などのアーティストの作品と証言を通して、
日米関係の問い直しを日本人に迫る。

公開中の『ANPO』監督のリンダ・ホーグランドがNYより来日し、ジャーナリストの岩上安身と初対談。自身のホームページにて、今の時代は「新しい戦前」だと警鐘を鳴らしてきた岩上氏は、リンダ・ホーグランド監督が捉えた60年当時の日本と今の日本をどう見るのか。現在、当たり前になりつつあるアメリカと日本の関係を60年安保までさかのぼり、今後の日本の未来を再考する。

■ リンダ・ホーグランド
日本で生まれ、山口と愛媛で宣教師の娘として育った。日本の公立の小中学校に通い、アメリカのエール大学を卒業。2007年に日本で公開された映画『TOKKO-特攻-』では、プロデューサーを務め、旧特攻隊員の真相を追求した。黒沢明、宮崎駿、深作欣二、大島渚、阪本順治、是枝裕和、黒沢清、西川美和等の監督の映画200本
以上の英語字幕を制作している。

■ 岩上安身
1959年生まれ、東京都豊島区出身。
早稲田実業学校高等部普通科卒業。早稲田大学社会学部卒業。
卒業後、出版社(情報センター出版局)に入社、編集者となる。退職後、週刊誌記者を経て、1987年フリージャーナリストとなる。1989年から94年まで6年間かけて、旧ソ連・東欧圏を取材し続け、1996年にソ連の崩壊とロシアの民主化の実相を描いた『あらかじめ裏切られた革命』(
講談社 )を出版。同年、第18回講談社ノンフィクション賞を受賞する。

開催概要
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「岩上安身 ×リンダ・ホーグランド監督による『ANPO』公開記念トークショー」
出演:岩上安身(ジャーナリスト) ×リンダ・ホーグランド(『ANPO』監督)
日時:12月23日(木・祝)
開場:20時15分
トーク:20時30分〜
上映:21時30分
会場:渋谷アップリンク・ファクトリー
料金:一律1,500円(予約できます) ※ 割引と特別鑑賞券は当イベントではお使いいただけません。
UPLINK FACTORYイベントページ
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003782.php

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執筆者

Yasuhiro Togawa