この度、天才画家バスキアの生誕50周年を記念しまして、バスキア初のドキュメンタリー『バスキアのすべて』を、今年12月18日(土)より、シネマライズほか全国公開する運びとなりました。本作は、バスキアの友人であったタムラ・デイビス監督が、80年代のNYアートシーンと共に、20年以上も引き出しにしまい込んでいたバスキア本人への貴重なインタビュー映像を軸に、時代の寵児となったバスキアの素顔と真実に迫るドキュメンタリー作品。本作を観て「初めて彼の素顔を知った。」「あらためて彼のすごさを知った。」と各界著名人から本作に対する賞賛とバスキアをあらためて評価するコメントが多数寄せられております。

−「バスキアのすべて」に寄せられたコメント−
順不同/敬称略

渋谷の試写室を出て泣いてしまう。
雑踏もTwitterも知らん顔していた。
いま、親しみを込めて言いたい。
「バスキアのバカ!」     
(小田島等 イラストレーター/デザイナー)

早く逝ってしまう天才は誰彼問わず多大な作品を残して去って行く。思いが頭に積もり1秒足りとも禁じ疾走している。完成された作品は我々に向かって問いかけている。何時も。   
(北村道子 スタイリスト)

私は彼と同じ誕生日で、画家で、20代の頃から、個展で、一晩で2万ドル稼ぐ。そして美術界でマイノリティーのアジア人で、女性で、自国で落書きとみなされている。楽しくて苦しい、アーティストとして、同世代の友達として、会って、ほんとに話してみたかったです。
(タカノ綾 アーティスト)

まるで、かつてのロックスターの様な、無垢な天才。短かったけれど、膨大な彼の人生がここにある。(広川泰士 写真家)

バスキアのリアルがそこにある。ニューヨークのリアルがそこにある。
彼は永遠のアートヒーローだ。
(佐藤可士和 アートディレクター/クリエイティブディレクター)

そう、バスキアはもういない。
生誕50年の今こそ、彼の作品を観てみたかった。
どんなアティチュードになっただろう。
80年代、私がNYのクラブに変装し潜入していた頃、バスキアの噂は聞いていた。
会いたい人だった。
このドキュメンタリーで再会し、
今なら彼の作品を愛せることを確認した・・・。
(夏木マリ)

また観たいなう。
迷った時に、また観よう。
悩んだ時に、また観よう。
調子こいたら、また観よう。
弱った時に、また観よう。
会いたくなったら、また観よう。
バスキアの燃える命を、
観たいなう。
(安齋 肇 イラストレーター)

この映画をみて、ようやく”バスキア”を知る事ができ、またアートの世界がいかに後追いなのかを再確認した。
(Candle JUNE キャンドル・アーティスト)

かつてを語る友たちと、今も映像の中で生き続けるバスキアが戦っていた。
「彼は天才だった」と言えば「俺を説明すんな」と。天才は死後も世界を挑発する、ということを実証したドキュメンタリー。
(松江哲明 ドキュメンタリー監督)

彼に出会って恋をしたかった。
(田尾沙織 写真家)

画集は殆ど制覇したかと思いますが、
この映画には、まだまだ知らないバスキアがいました。全バスキア・フリーク必見のドキュメントです。
(テイ・トウワ DJ/アーティスト)

オバマが大統領になり、マイケルジャクソンが死んだ今。アフリカン・アメリカンの血が、80年代のNYアートシーンの中で切り裂かれながらも
自らの存在を描くさまに、心揺さぶられました。
(宮本亜門 演出家)

2010年サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門正式出品

公式サイト http://basquiat-all.jp/

12月18日(土)よりシネマライズにて生誕50周年記念ロードショー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa