前作『パラノーマル・アクティビティ』は135万円という超低予算で制作されたにも関わらず、全世界で180億円以上の興行収入を稼ぎ出し、社会現象となった作品。ここ日本でも興収6億円をたたき出し、最近4年間で最もヒットしたホラー映画となった。

物語は、アメリカ・サンディエゴに住むカップルが、寝ている間に不可解な現象が起きているようなのでビデオカメラで一部始終を撮影するが、そこには衝撃の映像が映っていた、というもの。

その続編が、日本・東京を舞台に、主演に中村蒼(弟・幸一役)、青山倫子(姉・春花役)を迎え『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』として製作され、去る11月20日(土)、日本国内の劇場208スクリーンで封切られた。

この週末の土日2日間で興行収入41,685,000円を稼ぎ出した本作。19日(金)より公開になった『ハリー・ポッターと死の秘宝 part1』(全国869スクリーン)が初登場1位となり、既に公開中の『SP 野望篇』、『ゴースト もう一度抱きしめたい』などがランクインする中、同日初日を迎えた作品(『行きずりの街』『レオニー』など)では最高興収を記録。
また、邦画ホラー作品の中でも断トツのスタートダッシュを飾っており、『戦慄迷宮3D』(08年公開、清水崇監督)の週末興行成績30,687,200円の約1.4倍を記録。近年公開されたJホラーで最もヒットした作品と言えるだろう。

客層は中〜大学生が8割を締めており、前作同様、上映中には恐怖のあまり、劇場ロビーにまで絶叫が響き渡るという現象が起きている。今週は23日(火)が祝日、さらに来週12月1日(水)が映画の日ということもあり、若い客層の口コミと映画ファンの動員による更なる伸びが予想されており、前作の興行収入6億円も視野に入ってきた。

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執筆者

Naomi Kanno