京都の歴史と文化の象徴である花街。そして、街の主役であり”生きる芸術”の芸妓や舞妓たち。

過去に多くの映像人たちがカメラを持ち込もうとしたにもかかわらず固く閉ざされてきたその扉を、ハリウッド在住日本人女性であり、「ラスト サムライ」に芸者役で出演した経験をもつ曽原三友紀が「真の京都の花街文化を世界中に伝えたい」という熱意により、史上初めて開くことに成功。
花街の全面的な協力を得て製作された美しいドキュメンタリー映画『はんなり』が、この度、11/20(土)より渋谷アップリンクにて公開される運びとなりました。

2005年に撮影、2006年米国ロサンゼルスで初公開された本作は、ドキュメンタリー作品ながら全米平均動員数8位(公開週)ランクイン。翌2007年、お披露目上映として日本では京都、東京、宮崎(監督の出身地)のみの限定上映を経て、2008年には国連国際映画祭ニューヨーク国連総本部にてセレクト上映(日本映画として2作品目)、その後ロサンゼルスを中心に、サンフランシスコ、イタリアなどでも上映され絶賛を得ています。

公開初日11/20(土)および11/21(日)は、曽原監督が舞台挨拶に登場!
「日本人だからこそ貴重で美しい京都の花街文化を多くの方に観てほしい」という監督の熱い想いをぜひ感じに来てください。

◇プロフィール/曽原三友紀(そはらみゆき)
『はんなり』監督/プロデューサー。
宮崎県都城市出身。ロサンゼルス在住。2児の母。
日本でテレビ・ラジオ局アナウンサーを経験後、99年にダンサーとしてニューヨークに渡米
(2000年のインターナショナル・ラテンダンス・コンペ優勝)。その後、怪我によりダンサーを断念。
西海岸へ移動後に女優を志し、「ラストサムライ」「ALIAS(ABC全米ネットワークドラマ)」等に芸舞妓役で出演。
その際に米国人の“芸者”に対する偏見と誤解に失意を覚え、花街のドキュメンタリー映画を創ることを決意。
『はんなり』は初監督作品。
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『はんなり』
上映日時:11/20(土)〜12/3(金) 連日10:30/13:00
      ★11/20(土)・11/21(日)は、曽原三友紀監督による舞台挨拶あり
      ※12/4(土)以降の上映時間については、直接劇場にお問合せください。

上映会場:渋谷アップリンク
       東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1-2階(Tel 03-6825-5503)

料金:一般¥1,500/学生・シニア¥1,000
   着物着用でお越しのお客様¥1,300/日本和装会員¥1,000

■詳細情報
http://www.uplink.co.jp/x/log/003752.php
■公式サイト
http://www.hannari.info/
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【作品情報】
『はんなり Geisha  Modern』
(2006年/94分)
監督:曽原三友紀
ナレーション: マックスウェル・コールフィールド(グリース2)
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執筆者

Yasuhiro Togawa