このたび、原作・ウェブ・コミックの大ヒットに続き、韓国で340万人動員の大ヒットを記録した『黒く濁る村』が、
10月29日に行なわれた韓国最大の映画賞「大鐘(テジョン)映画賞」にて、カン・ウソク監督の監督賞をはじめ、技術賞、音響技術賞、撮影賞の計4部門を見事受賞しました!
ノミネート作品に選出されるだけでも困難なこの賞で、4部門の受賞は快挙です。
『黒く濁る村』は11月20日(土)より丸の内TOEI、シネマスクエアとうきゅう、シアターN渋谷他にていよいよ公開となります。

欲望の果てに見える人間の哀しみを描く、極限のミステリー
20年間、音信不通だった父の死の知らせを受け、ヘグク(パク・ヘイル)は、父が暮らしていた山奥の村を訪れる。村長(チョン・ジェヨン)の手伝いで葬儀をすませたものの、父の死因は明かされない。村長の一言で態度が変わる村人たちは、よそ者のヘグクをあからさまに警戒する。村の様子がおかしい事に気付き始めたヘグクは父の死因を探り始める。やがて浮かび上がる村の秘密——父の素顔、村長の正体、30年前に起こった祈祷院での集団殺人事件——秘密の鍵を握るのは村長と3人の村人、そしてひとりの女。果たして父の死の真相は。30年前の事件との関係は・・・。
原作は韓国で空前の大ヒットとなったユン・テホのウェブ・コミック。原作に惚れ込み映画化を切望した監督は、本格ミステリー初挑戦となる『シルミド/SILMIDO』のカン・ウソク。主人公ヘグクには、原作のファンたちの間からキャストの第一候補として選ばれていたパク・ヘイル。ファンを裏切ることなく事件に巻き込まれてゆく主人公を繊細な感性で演じている。主人公と対立する村長には、完璧な演技でどんな役にも果敢に挑戦するチョン・ジェヨン。特殊メイクで70代の老人に変身し、圧倒的なカリスマ性と存在感で難役を見事に演じ切った。欲望の果てに見える人間のおかしみや哀しみを描く極限のミステリーがここに誕生!

原題:「苔」/2010年/韓国/161分/カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD
監督:カン・ウソク(『シルミド/SILMIDO』)、原作:ユン・テホ、脚本:チョン・ジウ
出演:パク・ヘイル(『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』)、
チョン・ジェヨン(『トンマッコルへようこそ』『彼とわたしの漂流日記』)

公式HP:http://kurokunigorumura.com/

11/20(土)より、丸の内TOEI、シネマスクエアとうきゅう、シアターN渋谷ほか全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa