この度、韓国で340万人の大ヒットを記録した映画『黒く濁る村』(原題:苔−MOSS)の日本語版ノべライズ(AC Books刊)の発売が決定いたしました。
ノベライズ化を手掛けるのは、『キサラギ』『パンドラ』『大洗にも星はふるなり』『息もできない』などの小説版や、「キネマ旬報」映画レビューでも活躍する相田冬二氏。
映画の全国公開にあわせて11月20日(土)に全国書店にて発売となります。

●ストーリー
なんだろう?この嫌な感じは?
この村人たちはいったい?

ひとたび気に入らないと、何事もとことん追い詰める狼のような根性をもつ男ユ・ヘグク。些細な事件に巻き込まれすべてを失った彼に、親子の縁を切って暮らしてきた父の訃報が届く。父が暮らした村に足を踏み入れたヘグク。そんなヘグクにあからさまな敵意をむける村人たち。ヘグクは彼らの反応に嫌悪感を抱き、村を牛耳る村長チョン・ヨンドクの鋭い視線に本能的な恐怖を抱く。いったい、この村には何が隠されているのか?覆いをかけて葬り去ろうとしていた彼の本能は徐々に呼び覚まされていく。彼らが隠している、その何かを暴くまで、<苔>のようにひっそりとこの村に張り付いて生きていこう。・・・そして、そんなヘグクの背中にもまた、村人たちの陰湿な視線が<苔>のように張り付いてくるのであった。

●書籍概要
原作:ユン・テホ
著:金鐘一 翻訳:李明姫
日本語版ノベライズ:相田冬二
並製本・四六版・360頁(仮)、予価1,890円(税込)
ISBN 978-4-904249-26-0 C0074

●映画概要
黒く濁る村
11/20(土)より、丸の内TOEI、シネマスクエアとうきゅう、シアターN渋谷ほか全国ロードショー!

原題:「苔」/2010年/韓国/161分/カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD
監督:カン・ウソク(『シルミド/SILMIDO』)、原作:ユン・テホ、脚本:チョン・ジウ
出演:パク・ヘイル(『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』)、
チョン・ジェヨン(『トンマッコルへようこそ』『彼とわたしの漂流日記』)

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執筆者

Yasuhiro Togawa