本作は、19世紀フランス、ブルゴーニュ地方を舞台に、最高のヴィンテージワインを造るために人生をかけた一人のワイン醸造家と、彼の美しく情熱的な妻、誇り高く知的な男爵夫人、そしてワイン造りを導く天使達が織り成す30年にわたる芳醇な愛と人生の物語です。

ワイン造りに人生を重ね合わせた深みのある物語や印象派絵画のような映像美で、ワイン愛好家に留まらず、幅広い関心を集めている本作。既に作品をご覧になられた川島なお美さんや辰巳琢郎さんなどワイン好きで知られる著名人をはじめ、作家の阿川佐和子さん、劇画家・声楽家の池田理代子さん、女優の愛華みれさん、デヴィ夫人、ファッションデザイナーの稲葉賀惠さん、華道家の假屋崎省吾さんや池坊美佳さん、版画家の山本容子さん、モンサンクレール の辻口博啓シェフ、社会学者の上野千鶴子さん、フルーティストの山形由美さん、ヴァイオリニストの古澤巌さん、料理研究家の山本麗子さんや相田幸二(こうちゃん)さん、2010年世界最優秀ソムリエコンクールアジア・オセアニア代表の森覚さんなど、各界を代表する多くの方々から、絶賛のコメントを頂いております。
ぜひ、本作にご期待くださいませ。

(敬称略・順不同)

阿川佐和子(作家)
今のこの悲しみは、十年後の喜びのためにある。
この映画を観たら、ワインの飲み方は、確実に変わるであろう。

池田理代子(劇画家・声楽家)
ワインとは何と奥深いものか!自然に果敢に向き合う命がけの戦いと自然への畏敬が、
現実生活とスピリチュアルな天使とにシンボライズされ、不思議な美しさを醸し出している。

愛華みれ(女優)
苦しみを知ったものがより歓びを味わう・・・まさに人生すべてがワインの味をつくり出す。
私のワインは?とっておきの1本をつくりたくなった。

池坊美佳(華道家)
手に入れたかったものは素晴らしいワインなのかそれとも愛だったのか・・・。
ブルゴーニュを飲みながら答えを出したい。

川島なお美(女優)
全編に官能的な雫がほとばしり、その余韻は極上ワインそのもの。
秘蔵のブルゴーニュを開けたくなりました!

デヴィ スカルノ(元大統領夫人、タレント)
何と不思議な物語。吸い込まれるような美しい自然。
そこにある愛とワイン造りへの命をかけた情熱。胸にドーンとくる映画。

辰巳琢郎(俳優) 
目眩くような芳醇な香に満ちた映画。邪魔なウンチクを捨て、真っ白な気持で、
じっくり味わうと、とっても幸せな気持になれます。ワインと全く同じですね。
21世紀に生きる人々に大きな示唆を与える作品。

山本容子(版画家)
「骨、皮、熱、痛み、努力、汗、優しさ、煙、土。」
目隠しをされた男爵夫人が、醸造家の手を取り紡いだ言葉。
ワインの本質が表現されている。

山形由美(フルーティスト)
一滴(ひとしずく)のワインに凝縮された作り手の喜びと哀しみ、
そして人智を超えた力…。
五感全てに、豊かな余韻を残してくれる作品。”

古澤巌(ヴァイオリニスト、ココファームワイナリー取締役)
不可欠な「神」との対峙。そして、「女性」の愛が、乾ききった「人生」を包み込んでくれる。
何故か「風と共に去りぬ」を思い出した・・・。

堀賢一(ワイン研究者)
ワイン好き必見!葡萄を育てることの過酷さ、
ワイン醸造の苦悩のすべてがここに描かれています。

金井麻紀子(ワインセレクター)
ワインと人間が織りなす情熱のドラマ。
1本の瓶に詰められたぶどう畑の物語が一緒に味わえる映画です。

辻口博啓(モンサンクレール オーナーシェフ)
土を味わい、素材の気持ちになり年月をかけて熟成させる。
その葡萄で造られたワインは、酒造家の生き様が味として現れる。ワインは造り手の人生そのもの。
僕のケーキにも僕の人生が反映されていると思います。
彼の職人としてのワインに対する探究心と情熱は素晴らしい!

相田幸二(こうちゃん)(幸せ料理研究家)
作り手の人生が味に出るワイン。五感を通じてこのワインというものが完成されるのだと思う。
苦楽共に作り手の一生は多大なるものだ。

上野千鶴子(社会学者)
モノづくりには意思を超えた魔に魅入られることがあるっていう寓話。
見ればワインの娯しみ方が変わる。

森覚(2010年世界最優秀ソムリエコンクールアジア・オセアニア代表/トゥールダルジャン東京ソムリエ)
未だかつてこれほど緻密で、大胆で、官能的で、それでいて基本に忠実なワインの表現を私は聴いたことがない。

山本麗子(料理研究家)
映像の素晴らしさに引きこまれるとともに「人生には喜びも悲しみも必要だ」という天使の言った言葉が私の心に残りました。

稲葉賀惠(ファッションデザイナー)  
芳醇なワインを作る為命や夢、情熱総てを懸けた男のロマンが素晴らしい。
ブルゴーニュワイン好きの私は映像美も堪能しました。

假屋崎省吾(華道家)
人生はまさしくワイン作りのよう。人間が生きていくうえで越えなくてはならないいくつものハードルがよりいっそう濃密で熱情をほとばしらせる様は圧巻であった。
天使の存在はロマンティシズムに溢れ大人のおとぎ話のようでもあった。

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執筆者

Yasuhiro Togawa