この度、俳優・榎木孝明が企画・主演した映画『半次郎』(配給:ピーズ・インターナショナル)が、10月9日(土)より全国順次公開される運びとなりました。榎木の故郷、鹿児島の志士・中村半次郎の波乱に満ちた生涯を描いております。

物語の縦軸となっています「西南戦争」は、遣韓論を発端に国論2分して闘われた、日本最後にして最大規模の内戦として日本史にきざまれた戦いです。1877年(明治10年)に勃発、官軍(明治政府軍)約54000人VS薩摩軍(西郷隆盛率いる)約24000人が現在の熊本県、宮崎県、大分県、鹿児島県を戦場として死闘を繰り広げました。同年9月24日、西郷隆盛の自刃後、中村半次郎(桐野利秋)、村田新八ら、将士の死をもって終結に至ります。この戦いをもって日本は幕末維新期から本格的な明治政府の世へと移行していくことになります。中村半次郎(後、桐野利秋に改名)は多くの薩摩志士を率い、西郷隆盛の片腕となってこの時代を駆け抜けた重要な人物です。今回映画「半次郎」に出演した、中川大志は父の仇が討ちたいと西南戦争に志願した少年志士、宮田岩虎という人物を演じています。実際、幾人もの十代の志士が西郷隆盛や中村半次郎とともに戦ったそうです。中川大志は、幕末維新の世を駆け抜けた若きLAST SAMURAIの生き様を瑞々しく演じています。

中川大志(なかがわたいし)
1998年6月14日東京出身。特技はジャズダンス。NHK BShi「わたしが子供だったころ『タレント・沢村一樹』(09年7月)、テレビ東京「ピラメキーノ『子役恋愛物語』(09年8〜9月)に出演。本作「半次郎」が映画デビュー作。
※「ラスト サムライ」(03)出演の池松壮亮くんに匹敵する若きサムライの、その清々しいまでの“瞳の輝き”に注目です!

10月9日(土)よりシネマート六本木ほか全国順次ロードショー!

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執筆者

Yasuhiro Togawa