トロント映画祭にて9月19日(現地時間)発表されました、最高賞(観客賞)を受賞いたしました映画『キングス・スピーチ / The King’s Speech』(原題)が”2011年春 TOHOシネマズシャンテ他全国順次公開”が決定いたしました。

現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世が主人公の歴史ドラマ。吃音症を抱えた内気なジョージ6世が、言語療法士の助けを借りて障がいを克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く感動作で、主演はコリン・ファース、ジェフリーラッシュ、監督はトム・フーパー。ヘレナ・ボナム・カーターが渾身的な妻を演じます。

 トロント映画祭で上映されて以来早くから、アカデミー賞において、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞など、あらゆる部門でノミネートの可能性がある作品として注目されてきた本作。トロント映画祭観客賞は、本当の観客が決めた市民による賞になり、昨年観客賞を受賞した映画『プレシャス』、その前年の『スラムドッグ$ミリオネア』など、本映画祭での観客賞受賞が、アカデミー賞に向けての大きな弾みとなりますので、『キングス・スピーチ / The King’s Speech』(原題)に今後ともご注目下さい。

『キングス・スピーチ /The King’s Speech (原題)』ものがたり
吃音に悩み、自らを否定し続けてきた英国王ジョージ6世。
全国民を前に、王の尊厳と誇りをかけた演説が始まる—。
2度の大戦を乗り越え、国民に「善良王」と慕われるにいたったジョージ6世が乗り越えた障がい。
彼を支えた妻エリザベスと、言語障がい専門医ライオン・ローグとの愛と深い絆を描く。

監督:トム・フーパー  
出演:コリン・ファース『シングルマン』、ヘレナ・ボナム=カーター『アリス・イン・ワンダーランド』、
ジェフリー・ラッシュ『シャイン』 ほか    

2011年春 TOHOシネマズシャンテ他全国順次公開

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執筆者

Yasuhiro Togawa