ロドリゴ・ガルシア監督(『彼女を見ればわかること』)最新作

来年年明けに公開となります映画「愛する人」が、フランスで行われた第36回ドーヴィル・アメリカ映画祭で “グランプリ” を受賞いたしました。
フランス、ノルマンディー地方のリゾート都市ドーヴィルで9月3日(金)〜12日(日)で開催され、テリー・ギリアム監督『未来世紀ブラジル』(85)の142分のディレクター・カット版をオープニング作品として上映し、ギリアムをはじめ、多くのセレブや業界関係者が同映画祭を訪れた。本作品に出演している女優アネット・ベニングのレトロスペクティブも催され、コンペ部門で上映される “The Kids Are All Right”にも出演している。
 コンペ部門では12作品が上映され、“Charlie St. Cloud”のザック・エフロン、“Meet Monica Velour”のキム・キャトラル、“Cyrus”のジョン・C・ライリー、“The Dry Land”のアメリカ・フェレーラら出演者の来場が予定されている。また同映画祭初の3‐D作品として『怪盗グルーの月泥棒 3D』のフランス語版が上映され、ピアー・コフィン、クリス・ルノー両監督が、フランス語版の声優を務めたガド・エルマレとともに出席する。11日(土)にはウディ・アレン監督“You Will Meet a Tall Dark Stranger”も上映された。

ロドリゴ・ガルシア監督:グランプリ受賞への喜びのコメント
『ありがとうございます。こんなに素晴らしい賞をいただけて大変光栄で
嬉しいです。
この映画を支えてくれたプロデューサー、そして役者の全てに感謝します。』

記者会見では、主演のアネット・ベニングに、
この作品を選んだ理由、役への捉え方などについて答えて頂きました。
● 4人の子どもがいるのであまり多くの作品に出ることができないけれど、やはり自分が出演する意味のある作品をいつも見極めているわ。まずは監督が信じられるか、そして素材としてどうか。私はこの台本を読んで、カレンという人物に個人的にとても興味をもち、紡がれてゆく物語にとてもシンプルに感動したわ。日々色んなことと戦いながらだんだんと学んでゆくカレンという人物をとてもいとおしく思ったわ。?
● 台本がとても繊細かつ綿密に描かれていたので、私としては台本には書かれていないものをどれだけスクリーンにて表現できるかという事を思って演じたわ。監督が何年もかけて作ってきた作品ですが、キャラを演じてゆくにつれてそのキャラに入り込んでゆけること、カレンという人物を演じることができて本当にラッキーだったわ。

2011年お正月第2弾、Bunkamuraル・シネマ/TOHOシネマズシャンテほか全国公開

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執筆者

Yasuhiro Togawa