この約半年の間に、『必死剣鳥刺し』(公開中)、『信さん・炭坑町のセレナーデ』(11/27公開)、そして来年『太平洋の奇跡 〜フォックスと呼ばれた男-』(2011年2月公開)と、3本もの作品が封切られる平山秀幸監督作品。
「ここまで一度に自分の手がけた作品が公開されるのは初めて。」という、いままさに注目の監督です。

■平山秀幸監督からのコメント
主人公は、憧れの対象です、小雪さんはそのシンボリックな存在としていいなと思いました。自分が子供の頃には、地元・福岡にはあんなキレイな女性はいませんでしたけど。(笑)
出身地でもある福岡で撮影するのは、実はこの作品が初めて。地元のみなさんには、エキストラでも参加してもらいました。また、彼らがとてもうまいんです。県や市や町といった行政の方々にも大変お世話になり、みなさんと一緒に作ったという感じです。

■小雪からのコメント
地に根付いたものを肌で感じながらのオールロケーション、気持ちのよいとても恵まれた現場でした。忘れていた何かを思い出す、観終わって少しだけ強くなれる、この作品には、そんな温かい人生への鍵があるような気がします。

■エピソード■
★ 福岡の先行公開時には、初日5/15・16の2日間で、同じ映画館(シネコン)で上映していた、『アリス・イン・ワンダーランド』(4/17公開)、ハリウッド大作『グリーン・ゾーン』(マッド・デイモン主演5/14公開)、『劇場版トリック』(仲間由紀恵主演5/8公開)、『ゼブラーマン-ゼブラシティの逆襲-』(哀川翔主演 5/1公開)と、並みいる作品をおさえ、全公開作品中トップの成績を出しました!!
*同じ映画館(シネコン)とは …福岡のワーナーマイカルシネマズ戸畑、ユナイテッド・シネマなかま16の2館。

★ 本映画は、福岡の炭坑町を舞台に描かれる感動作。昭和38年、小雪演じる主人公・美智代が、小学生の息子を連れて田舎に帰るところから始まる。地元の悪ガキにいじめられていた息子を助けてくれた、ガキ大将・信さん(当時は子供)と交流を持つようになり、やがて20才差のある2人だったが、信さんが美智代に、淡い恋心のような憧れを抱くようになり、独り身の美智代も、やがて成長した信さんを心のよりどころとして意識するようになる。
背景には、昔懐かしい、貧しくも人々がにぎやかに暮らしていた頃の日本が描かれているのも、見所の一つです。

いよいよ待望の11月27日(土)、新宿ミラノほか、全国ロードショー!

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=47024

執筆者

Yasuhiro Togawa