文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したテレビシリーズ『かみちゅ!』から4年、舛成孝二監督が満を持して送り出す劇場オリジナルアニメーション『宇宙ショーへようこそ』(シネ・リーブル池袋ほか全国絶賛公開中)。
公開前から世界三大映画祭のひとつベルリン国際映画祭のジェネレーション部門にノミネートされるといった快挙を成し遂げた本作。国内だけでなく、海外からの反響も多く、すでにシドニー映画祭、英国映画協会での上映などを実施。今後の海外への広がりが期待される中、7月30日アメリカ・メリーランド州ボルティモアで開催されたアメリカ最大級のアニメイベント「Otakon2010」でも北米プレミア上映として、アメリカ上陸を果たしました。

全米ではロスのアニメ・エキスポと並ぶ最大級のアニメイベント・Otakon。今年は7月30日〜8月1日の日程で、アメリカ・メリーランド州ボルティモアで開催され、今回「宇宙ショーへようこそ」の制作スタッフから監督の舛成孝二氏、キャラクターデザインの石浜真史氏、プロデューサーの越越友則氏が招聘され、現地でのプレミア上映を含む様々なイベントを実施した。
これまでベルリン映画祭を初めとして数々の映画祭や上映会で上映を実施してきた本作。今回Otakon2010 にてプレミア上映会を行い、アメリカ上陸を果たした。現地アメリカではは舛成監督の「R.O.D シリーズ」、「かみちゅ!」などの人気も高いことから、「宇宙ショーへようこそ」の上映を待ちわびていたファンも多く、プレミアの開場前には長蛇の列ができ、1,000人を超す観客が集まった。上映前には舛成監督・石浜氏・越越プロデューサーが紹介され、観客からは大きな拍手と歓声が。上映を終え、現地の観客の反応について舛成監督は「笑いを誘うシーンでは大きな笑いが起こり、最後のクライマックスのシーンでは皆真剣に見るといったとても率直な反応が印象的」と語った。

イベントでは、計2回のサイン会を実施。舛成監督や石浜氏、越越プロデューサーに関連する作品のグッズなどを持参して参加する熱烈なファン、、約100名がそれぞれの会で集まり、現地での人気の高さを感じさせたサイン会となった。
 また、現地アニメ誌、オンラインメディアなどを招いた記者会見も実施。監督らの過去の作品についてなど、幅広い質問が集まった会見となった。
 
 『宇宙ショーへようこそ』の海外の映画祭からの上映は今後も拡大していく見込みとなっている。
 
 ☆シネ・リーブル池袋 ほか全国絶賛公開中☆

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執筆者

Yasuhiro Togawa