2019年。人類の大半がヴァンパイアと化した近未来。
人間は絶滅の危機に瀕していた—

ヴァンパイアが支配している世界。
彼らは日光を遮る環境と生活空間を整備し、特有の文明社会を築いていた。

ヴァンパイアは永遠に年を取らないが、人間の血液を体内に取り込まなければ、 しだいに理性を失い凶暴化してしまう。彼らにとって食糧資源である人間の数は減少する一方で、 血液を求めて人間を襲うヴァンパイアが増え始めていた。

人間を捕獲し血液を供給する大企業、ブロムリー=マークス製薬。
血液研究者エドワード・ダルトン(イーサン・ホーク)はヴァンパイアでありながら、人間の血液を飲むことを拒絶し、絶滅寸前の人間を救おうとしていた。彼は、残り少ない人間に危害を与えることなく、ヴァンパイアを養う為の代用血液を開発しているが、完成には程遠かった。

希少な人間の血液を巡り、各地で暴動が起き、混乱する社会。
人間を狩る者、人間を守る者、そして、生き残った数少ない人間。

ヴァンパイアと人間。彼らは共存できるのか?
人間はこのまま滅びてしまうのか─

監督:ピーター・スピエリッグ、マイケル・スピエリッグ 『アンデッド』
出演:イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、イザベル・ルーカス、サム・ニール 

11月、新宿バルト9他全国ロードショー

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執筆者

Yasuhiro Togawa