株式会社サンリオは本年8月の創業50周年を記念し、過去に製作してきた劇場公開映画の中から代表6作品を特別上映いたします。

今回上映するのは、米国アカデミー賞を受賞した「愛のファミリー」(1977年公開、日本では未ビデオ・DVD化)、映画のテレビ放送視聴率記録を塗り替え、24年間トップだった「キタキツネ物語」(1978年公開)のドキュメンタリー2作品と日本アニメ陣の技術の粋をもって製作した「シリウスの伝説」(1981年公開)などのアニメーション・人形アニメーション4作品です。

1.上映期間  2010年8月10日(火)〜8月15日(日)
2.上映作品
シリウスの伝説
ユニコ
くるみ割り人形
妖精フローレンス
キタキツネ物語
愛のファミリー

3.会場    お台場シネマメディアージュ
       東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場内1階・2階
       http://www.cinema-mediage.com/ TEL 03-5531-7878
4.上映回数  各日1作品1回のみの上映となります。上映時間、上映スクリーンについては
       8月10日〜12日上映分は7月26日、13〜15日上映分は8月2日に確定(予定)いたします。上記シネマメディアージュ ホームページまたはお電話にてご確認ください。
5.料金    1,000円(税込 大人・子供)
特別前売り鑑賞券900円(税込)を首都圏サンリオショップで販売予定。
       (販売開始日、取り扱い店舗についてはサンリオ50周年サイト http://sanrio50.com (PC)にて決定次第掲載予定)
6.一般からの問い合わせ先 サンリオ コンテンツ事業部 TEL 03-3779-8106 (月〜金・祝日除く)
7.その他   製作当時のオリジナルフィルムを使用しての上映となりますので、作品によってはフィルムの状態によりお見苦しい箇所がある可能性がありますのでご了承ください。

8.米国アカデミー賞受賞作「愛のファミリー」特別上映に150 名様ご招待
  一般上映開始前日に「愛のファミリー」特別上映を実施したします。
  このイベントに150名様(1〜4名様1組)を抽選でご招待いたします。
  日時:8月9日(月) 開場:14:30 イベント開始15:00 終了予定 17:00前後を予定。
 応募方法はサンリオ50周年サイト http://sanrio50.com (PC) または携帯(QRコード)にアクセスしていただき、応募要領に沿ってお申込みください。
  募集期間 7月9日(金)〜7月27日(火)
  

サンリオの映画製作・映像事業について
弊社は日本映画が海外のロードショー館で上映されることがまだ珍しかった1974年、米国ハリウッドにアニメスタジオを設立し、グローバルな視野に立った映画製作を開始いたしました。まだハローキティが商品デビュー(1975年、デザイン開発は1974年)する前のことであり、以来2007年までアニメーション24、ドキュメンタリー5、劇映画6の計34の劇場公開作品(共同製作含む)を製作してまいりました。 米国で製作した世界でも珍しい70ミリフィルムアニメーション「METAMORPHOSES」(日本公開時のタイトルは「星のオルフェウス」)、「親子ネズミの不思議な旅」等のアニメーション作品や「キタキツネ物語」「愛のファミリー」等のドキュメンタリー作品を米国でも上映してまいりました。また劇場公開映画以外にも弊社キャラクターのTV用アニメの製作、オリジナル映像作品の製作を行ってまいりました。1990年サンリオピューロランド(東京都多摩市)、1991 年ハーモニーランド(大分県日出町)の両テーマパーク開業は弊社の映像事業のフィールドを拡げ、現在ではメディアの多様化に伴い、テーマパークのショーの映像作品化をはじめ、テレビ番組制作、テレビ用アニメ制作、オリジナル映像作品のパッケージソフト化を中心とした事業展開を行っております。

上映作品ご紹介
『シリウスの伝説』
1981年公開 
製作期間3年、8万枚のセル画を使用したフルアニメーション。アニメーションで表現するのが最も難しいとされた「火」と「水」の世界を舞台に繰り広げられる、水の王子「シリウス」と火の姫「マルタ」の悲恋物語。
製作・原作:辻 信太郎
監督:波多正美
音楽:すぎやまこういち
歌: サーカス
演奏:NHK交響楽団
声の出演:古谷 徹、小山茉美、宇野重吉、榊原郁恵、鈴木ヒロミツ 他

『ユニコ』
1981年公開
巨匠・手塚治虫原作による愛と冒険のファンタジーアニメ。人々を幸福にする一角獣ユニコーンの子、ユニコの愛と勇気の冒険物語。続編も製作。
製作:辻 信太郎
監督:平田敏夫
歌: イルカ 他
声の出演:三輪勝恵、倍賞千恵子、杉山佳寿子 他

『くるみ割り人形』
1979年公開
ホフマン/チャイコフスキーの原作をもとに、5年の歳月を費やして1コマずつ撮影することで動きを表現した人形アニメーション。少女クララが“くるみ割り人形”をもらったことから、夢の中で不思議なことに巻き込まれていくファンタジー映画。
製作・脚本:辻 信太郎
監督:中村武雄
人形アニメーター:真賀里文子
声の出演:杉田かおる、志垣太郎、西村 晃、益田喜頓、坂上二郎、愛川欽也 他

『妖精フローレンス』
1985年公開
音楽に合わせて作画をしていく手法を用い、4年の歳月をかけて製作された全編クラシックの名曲によってつづられたアニメーション。花の妖精フローレンスと花の好きな音楽学院の生徒マイケルの愛と冒険の物語。
製作・原作:辻 信太郎
音楽監督:山本直純
監督:波多正美
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団、オーボエ独奏:宮本文昭
 バイオリン独奏:漆原啓子、主題歌:毬谷友子
声の出演:市村正親、毬谷友子、中島みゆき、高見知佳、小林亞星 他

『キタキツネ物語』
1978年公開
1979年にフジテレビで放送された際、44.7%の映画テレビ放送史上最高の視聴率を記録し、以後2003年までこの記録が破られることのなかった作品。2010年7月8日現在も史上2位。北国の雄大な四季の中、キタキツネ家族が次々と出会う危難や外敵と闘いながら、やがて子供達が巣立っていくまでを様々なエピソードで詩情豊かにつづる動物映画。
製作:辻 信太郎
監督・脚本:蔵原惟繕
企画:竹田津実、高橋 健
音楽:佐藤 勝
歌:町田義人、朱理エイコ、ゴダイゴ ナレーター:岡田英次

『愛のファミリー』
1977年公開
英題:WHO ARE THE DEBOLTS? AND WHERE DID THEY GET NINETEEN KIDS?
第50回1977年度米国アカデミー賞「最優秀長編ドキュメンタリー賞」受賞作品。ベトナム戦争で障害を負った戦争孤児や、様々な障害を持った子供達を養子に迎え入れ、21人の大家族で暮らす米国のデボルト家の生活をつづったドキュメンタリー。デボルト夫妻と子供たちの愛情と協力に満ちた生活を撮影。スヌーピーで知られる「ピーナッツ」の原作者チャールズ・M・シュルツ氏とサンリオ社長、辻 信太郎の共同企画により製作が実現した作品。
製作:辻 信太郎、ウォーレン・ロックハート
監督:ジョン・コーティ
出演:デボルト・ファミリーの21人

お台場海上に高さ8メートルのハローキティバルーンが登場
サンリオ創業50周年記念 「GREEN TOKYO HELLO KITTY & FRIENDS」特別協賛と連動開催

今回の特別上映は、8月9日(月)〜8月22日(日)に開催予定の都市の緑化推進及び公園の活性化のメッセージを発信するプロジェクト、「GREEN TOKYO HELLO KITTY & FRIENDS」にサンリオ創業50周年を記念して特別協賛し、東京・お台場の海上にハローキティをはじめとする当社キャラクターの大型バルーンを浮かべ、同プロジェクトのメッセージを伝えていくイベントに連動して同じお台場にて行うものです。

株式会社サンリオ メディア
URL:http://www.sanrio.co.jp

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=48630

http://data.cinematopics.com/?p=48631

http://data.cinematopics.com/?p=48632

http://data.cinematopics.com/?p=48633

http://data.cinematopics.com/?p=48634

http://data.cinematopics.com/?p=48635

執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro Togawa