暴走ロックンロールの帝王モーターヘッド。
その生ける伝説、レミーのドキュメンタリー映画、ついに完成。
1975年の結成直後、過激な発言と凄まじいライヴですぐさまイギリスの音楽誌に”世界最低のバンド”No.1に表彰されて以来、35年を経てなお衰えるどころか激しさを増して暴走(活動)を続け、ヘヴィメタル界からパンク/ハードコア界まで他に類を見ない広く熱い支持を集めるバンド、モーターヘッド。

本作は“ロックンロールの帝王”の称号を欲しいままにするレミー・キルミスター(B./Vo.)の半生を追ったロックドキュメンタリー映画だ。
数々の鬼のような武勇伝とともに壮絶な人生を歩んできた“極悪暴走番長”レミーは、モーターヘッドの音楽がそうであるように、首尾一貫した世界で最もブレない男として、そのライフスタイルが常に人々を魅了してきた。
本作は、レミーを3年以上もの時間をかけて追跡、この世で最もロックンロールライフを体現する男の素顔に迫ることに成功した。
モーターヘッドでの怒涛のツアー生活、自称世界一の第一次大戦グッズコレクターとしての顔、自宅のあるロサンゼルスでの日常生活、レコーディング、そして家族!?との時間…。
今まで知り得なかったレミーの恐るべき生態が、過去の貴重なアーカイヴ映像も含めて明かされていく。
そして勿論モーターヘッド十八番の轟音ライヴ映像はふんだんに収録、メタリカとの共演ライヴ映像などロックファン必見の映像が満載。
モーターヘッドとレミーに心酔する錚々たるミュージシャンたちの大挙出演も相まって、史上稀に見る大作ロックドキュメンタリーとなった。

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執筆者

Yasuhiro Togawa