新カット解禁!映画『借りぐらしのアリエッティ』アリエッティの生きる小人の世界感が明かされる!(2/2)
(つづき)
【床下を歩く】
身長10cmのアリエッティ。出入り口として使用している床下の通気口をに、「小人の視点からみた人間の世界」というユニークなスケール感を垣間見ることができる。庭に育つ雑草の花々と葉を流れる水玉まで、「身近な自然」を美しく描いた“緑”が印象的。
【横顔のアリエッティ】
ナウシカを彷彿とさせる凛とした顔つきのアリエッティ。鈴木Pいわく「対極に見えながらもナウシカと同じように時代が必要とするキャラクター」というアリエッティの一面を想像させる。小人一族に迫る大事件、「人間と小人、どちらが滅びゆく種族か」。これから始まるドラマを想起させるカット。
その細部に至るまでの細やかな描写は、世界に誇るスタジオジブリの<画力>ならではの仕上がりを予感させます。4月17日より発売された前売券の劇場販売数は、6月13日時点で54,405枚。前売券特典のアリエッティミニ本効果もあり、『崖の上のポニョ』対比で307%と好調な売れ行きを見せています。
あの宮崎駿が全幅の信頼を寄せ、鈴木敏夫Pも「スタジオジブリで一番上手いアニメーター」と評する米林宏昌。素顔もいまだ公にされていないスタジオジブリ最年少監督と、完成間近となった作品への期待が高まります。
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執筆者
Yasuhiro Togawa