第24回福岡アジア映画祭2010
2010年7月2日(金)〜7月11日(日)
7月2日(金)〜7月4日(日)九州日仏学館5Fホール(地下鉄・赤坂駅近く)
7月9日(金)〜7月11日(日) NTT夢天神ホール(岩田屋本館 7F)

『孔子』Confucius 中国・2010年・120分 監督:胡 (フー・メイ)
 世界三大聖人の一人であり、古代中国の思想家、儒教の祖である孔子の苦悩の人生を描いた超大作。揺れ動く春秋時代。孔子は超越した思想で、国の存亡に苦言を呈するが時の権力者は…。周潤発(チョウ・ユンファ)、周迅(ジョウ・シュン)主演。

『特別市の人々』 Where Are You Going ? 韓国・2008年・110分 監督:パク・チョルウン
 都市再開発計画に住民たちの反対運動が加熱する中、暴力団から送り込まれたスパイは、そこの住人の家族の長男(チョ・ハンソン)だった。彼は知人たちを巧みに説得し…。しかし意外な展開で感動のラストが…。韓国でもまだ劇場未公開の秀作。 
              
『チョン・ウチ』Woochi 韓国・2009年・136分 監督:チェ・ドンフン
 カン・ドンウォン主演の大ヒット時代劇大作。500年間、絵の中に閉じ込められていた朝鮮時代の道士チョン・ウチが、21世紀のソウルに解放されて、悪と対決するファンタジー武侠アクション。ワイヤーアクションによる華麗なバトルを見逃すな! 

『飛翔』 Fly High 韓国・2009年・100分 監督:パク・チョンフン
 シボムは、いつかは俳優になるという夢を追いながら、偶然出会った謎の少女への初恋を貫くために、ホストという夜の仕事にまでチャレンジしていくが…。テレビ「花より男子」で大ブレイク中のキム・ボムの初主演作が福岡で初公開!

『オーボワ!台北』一頁台北 Au Revoir Taipei  台湾・2010年・85分 監督:陳駿霖(アーヴィン・チェン)
 書店の店員スージーは、毎日、来ては、フランス語の教本を読みふける青年に心引かれていく。彼はパリに行ってしまった彼女に会いに行く準備をしていたのだ。清々しい青春ドラマの展開にラストの楽しいミュージカルシーンが新鮮!
 
『ヒロシマ・ピョンヤン 棄てられた被爆者』Hiroshima Pyongyang 日本・2009年・90分・DV 監督:伊藤孝司
 59年間も隠され続けてきた被爆の事実。朝鮮民主主義人民共和国の首都・平壌(ピョンヤン)で暮らす娘が、広島の母から聞きたい事とは?日本政府に放置され続けてきた、在朝被爆者の怒りと悲しみを描き出す感動のドキュメンタリー。

『ミツバチ・ジプシー』菜花大道 Gipsy in the Flower 中国・2009年・60分・DV
 監督:ジュー・アンキ
 トラックいっぱいに積み込んだミツバチの巣箱と共に、一家は一年中、中国の大地を1万マイルもの旅をしながらハチミツを集める。それは、さまざまな花を求めて旅をするジプシーのようだ。「中国之夜」のジュー・アンキ監督の最新作。
  
『イメルダ』Imelda フィリピン・アメリカ・2004年・103分・DV 監督:ラモーナ・ディアス
 3000足の靴だけでは語れない、事実がある…。さまざまなスキャンダルに覆われ、現在もなお150件もの訴訟を抱えているフィルピンの元ファーストレディ、イメルダ・マルコス。美貌と権力を手にした「女帝」の驚くべき生涯に迫る。 

『ナナイの涙』Tears of nanay 日本・2009年・90分・DV 監督:中井信介
 “ナナイ”とはタガログ語で、“お母さん”の意味。91年まで米海軍基地のあったフィリピンのオロンガポ市。クラブやバーで働いていた女性たちと米兵たちとの間に生まれたアメラジアンの、様々な状況の子どもたちと母親との微妙な関係を追う。

『ココデナイドコカ』Drifting  日本・2010年・64分 DV 監督:中川あゆみ
 リョウは今時の27才の男子。同棲していた恋人と別れ、服飾デザイナーになるための卒業制作や就職で悩む。自分がゲイだと告白できない母親との確執、新恋人との出会いや別れなど「ここでないどこか」を探してさまよう主人公の生き方を捉える。

『ヨーグルト・アジュマ』Yogurt Lady 韓国・2010年・29分・DV 監督:キム・ロユウ
 ルハン(オ・グァンノク)は、ヨーグルト配達のワゴン車が故障し困っている中年女性ヨンソン(キム・ボヨン)を助け、再び出会った時、彼女が元人気歌手ユ・ウンハだと分かるが…。過去の栄光と現在の狭間に揺れる女性の苦悩を描く。

『アダクール』Adda Cool 韓国・2010年・20分・DV 監督:イ・ヒチァン 
 暑い夏、重くて旧型のパソコンを処分しようと出かける青年。一緒に同居のお爺さんもついて来た。中古店で交渉中、お爺さんの余計な一言で交渉は決裂。地金屋に持っていくと前店とは桁はずれの少額となり…。軽妙な韓国コメディー。

『試験監督』 The Invigilator マレーシア・2010年・12分・DV 監督:マネッシュ・ネサラトナム
 クラスの学生とうまくいかない堅物の新米教師アミラ。辞職寸前のところを、主任教師から生徒を信じろというアドバイスを受け、もう一度がんばってみようと思い直す。ところがこれは、主任教師が学生に仕組ませた策略だった…。

『ハンガー・ウルフ』 Hunger like the Wolf アメリカ・2009年・2分・DV 監督:パク・ウンハ
 トビー・バーローの自由詩「尖った歯」にインスパアされたアニメ。ほかの男性アニメーターたちが、血みどろの作品を生み出す中、パク監督は、原作のラブストーリーのパートにフォーカスを当てた。

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    パーティーチケット¥4000(当日¥4500)

*前売券は、チケットぴあ、ファミリーマート(Pコード:461-846)、ローソンチケット(Lコード:89696)、九州日仏学館、キャナルシティ、博多リバレイン地下アートリエなどにて発売中!

◎GUESTS 予定 フー・メイ監督(中国)、チェ・ドンフン監督(韓国)、パク・チョルウン監督(韓国)、パク・チョンフン監督(韓国)、アーヴィン・チェン監督(台湾)、ジュー・アンキ監督(中国)、中井信介監督(日本)、中川あゆみ監督(日本)、ルイザ・ババシ九州日仏学館副館長(フランス)ほか。
◎ゲスト作品については、上映後ティーチ・イン(質疑応答)を行います。

☆主催:福岡アジア映画祭実行委員会 電話092ー733ー0949
           ☆映画祭ホームページ
 http://www2.gol.com/users/faff/faff.html
 e-mail: faff@gol.com 

*上映作品、ゲストなどが変更になる場合があります。

執筆者

Yasuhiro Togawa