音楽への情熱と好奇心に満ち溢れたギリシャ人の青年、セオドロス・バファルコスが、未知の国ジャマイカにおいて伝説のレゲエ映画『ロッカーズ』を完成させるまでの日々を綴った青春の記録!

【作品概要】
1975年、セオドロス・バファルコスは駆け出しの写真家として、ニューヨークにおけるジャマイカ文化とジャマイカの音楽に関する記事のためにブルックリンのクラブで撮影をすることになった。その後、アイランド・レコーズの仕事で初めて訪れたキングストンの音楽に魅せられ、プロデューサーのパトリック・ホージーと共に映画の制作を決意する。ロケハンの際に出会ったホースマウス、リー・ペリー、ダーティハリーなどのミュージシャンを頼りに、1977年夏、8週間に渡るオール・ジャマイカ・ロケを敢行。ボブ・マーリィとの試写など映画では描かれなかった撮影秘話、ジャマイカでの出来事、著者に影響を与えたニューヨークの音楽・アートシーンを、さながらロードムービーのように描写した、青春の手記。

【映画 『ロッカーズ』について】
1978年、セオドロス・バファルコスによってジャマイカで制作された映画『ロッカーズ』は、レゲエ映画のルーツとして30年を経た現在でもあらゆるジャンルのアーティストやミュージシャンに支持されている。リロイ“ホースマウス”ウォレスを主役に、ジェイコブ・ミラー、グレゴリー・アイザックス、バーニング・スピアら豪華ミュージシャンが全員本人役で登場。1979年のカンヌ映画祭の監督週間で上映された本作は各方面から高い評価を受け、日本では1980年に公開された。今年2月にはブルーレイ版も発売となり、今なお衰えない人気を証明している。 (1978年製作/アメリカ/99分)

Rockers Revenge-DJ mixed by MURO / MURO (7月7日リリース)
映画史上に’レゲエ’というキーワードを太字で残した傑作『ロッカーズ』誕生30周年(2010年時)を祝う意味で、
ロッカーズの時代(70年 代)のクール&ホットなルーツ・ロック・レゲエをミックスし、あたかも1本の映画のように聴かせる、というテーマで贈る、本格レゲエミック ス。

【 商品情報 】
著・写真:セオドロス・バファルコス
(映画『ロッカーズ』監督)
訳:浅尾敦則 
定価:\2,993(税抜本体価格\2,850) 
仕様: 菊判変形|ハードカバー|272ページ 
発行:アップリンク
発売:河出書房新社

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執筆者

Yasuhiro TogawaYasuhiro TogawaYasuhiro Togawa