いよいよ今週10日より開催となる、米国アカデミー賞公認 アジア最大級の国際短編映画祭 「Short Shorts Film Festival & Asia 2010」。本年度より新設された「ミュージックShort クリエイティブ部門」の特別参加作品として、『EUREKA』『サッド ヴァケイション』など海外での評価も高い青山真治監督が制作した短編作品『DOWN』を特別上映します。一般応募者と同様に、レーベルよりの提供楽曲の中から監督自身が選んだのは、マルカートの「マロニエ通り」。アコーディオンの音楽をもとに、「倒れる」=リラックス、安寧、絶望、負傷、情愛、性愛、解放、感動、死etc・・・をテーマに人々を映し出す、独特の世界観を表現しています。

ミュージックShort クリエイティブ部門 特別参加作品
6/11青山真治監督作品『DOWN』プレミア上映&舞台挨拶 

日時: 6月11日(金)
20:15  上映開始(短編作品を12本まとめて上映します)
※青山監督作品は6本目・上映開始から約30分後です。
21:40 全作品上映終了後、舞台挨拶
※若干時間がずれる可能性も御座います。
22:05  終了予定

場所: 表参道ヒルズ スペース オー(渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 本館B3F)

■青山真治監督コメント■
「正直言って長篇映画を作ることが仕事の僕には難しいジャンルです。同じ映像だと軽く言えない。何が出てくるかわかりませんが、何が出てきてもやさしくしてやってくださいね」

「ミュージックShort クリエイティブ部門」とは?
各レコード会社から公式にエントリーされた楽曲をもとに、クリエイターが自由に映像作品を制作した部門。一般公募からは107本の応募があり、内27本を上映予定。楽曲と、そこからインスパイアを受けたクリエイターの個性が、自由にオリジナルのショートフィルムを作り出す化学反応は必見です。上映作品から選ばれた優秀作品にはフェイス・ワンダワークスアワードが授与され、賞金60万円と副賞として海外でのショートフィルム撮影を応援する旅行券が贈られます。公募作品の他、木下優樹菜主演「ゆっきーな」等3本の特別製作作品と、特別招待作品「にほんのうたフィルム」を上映。

また、6月20日(日)のアワードセレモニー(レッドカーペット)(報道受付16時〜)にも青山真治監督が来場し、「ミュージックShortクリエイティブ部門」から選ばれた特別賞を受賞します。

映画祭オフィシャルサイト  http://www.shortshorts.org/2010/

執筆者

Yasuhiro Togawa