2008年ヴェネチア国際映画祭で主演男優賞を受賞した 『ボローニャの夕暮れ』 が、6月26日(土)より 渋谷ユーロスペース、銀座シネパトスにて公開する運びとなりました。
本作の監督は、古き良きヨーロッパを甘美な郷愁で描き続けるイタリアの名匠、プーピ・アヴァーティ。
ファシスト政権下の市井の家族の愛憎を通して、現代に生きる私たちが忘れかけている、哀しくも愛すべき人間ありのままの姿を思い出させてくれます。
また、イタリア本国でも公開1週目に1億円を突破という大ヒットを記録した話題作です。
 公開日も正式に決まり、公開まであと1カ月とちょっととなりました。

【ストーリー】
1938年。第2次世界大戦前夜のイタリア、ボローニャ。繊細で引っ込みじあんな娘ジョヴァンナと、彼女を溺愛する美術教師の父ミケーレ。そして良き母親、妻であろうと努力するが上手くいかず、夫の親友に密やかに想いを寄せる母デリア。一家はお互いに取り繕いながらも、つつましく幸せに暮らしていた。そんなある日、ミケーレの勤める学校で起こった女子生徒の殺人事件。ふとしたことでミケーレがジョヴァンナに疑念を持ったことから、家族の絆がほころび始める・・・。

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=47597

執筆者

Yasuhiro Togawa