映画『マリアのへそ』DVD発売
㈱高齢社社長・上田研二氏プロデュースのフィリピン路上生活一家のドキュメンタリードラマ
「人は財産、人は宝」という考え方に立ち、働く意欲のある高齢者に働く場と生きがいを提供する株式会社高齢社。入社資格は60歳以上というそのユニークな形態でマスコミからの取材ひっぱりだこの社長・上田研二氏が、2007年に初プロデュースした映画『マリアのへそ』がDVDで発売されます。
この映画はフィリピンのストリートチルドレン一家を描いた物語で、日本人スタッフが現地でオールロケ。子役達はオーディションで選ばれたマニラに生きる実在のストリートチルドレン。物語には彼らが実際に経験した出来事が散りばめられ、子どもたちが大都市の片隅で生活する姿がリアルに描かれています。
◆ストーリー
事故に遭い仕事を失った父親の代わりに6歳のマリアと兄のジョエル(12歳)、アラニオ(16歳)の3人は、路上での新聞売り、物乞い、野菜のくず拾いなどをして家計を支えている。
家族は路上でみんな一緒にご飯を作り、ボロを敷いて並んで眠る。貧しい暮らしだが、マリアは家族がいたわりあいながら一緒に暮らせるこの生活が嬉しくたまらない。
しかしそんなある日、父はペディキャブの修理部品を盗もうとして
強打され入院してしまう。入院費を稼ぐため夜の街を徘徊するアラニオ、不安から出て行ってしまった母に会いたいと泣き出すマリア。そんなマリアを気遣い、母を捜す旅にでるジョエル。一家の歯車が狂い始め、この家族の運命が大きく動き始める……
◆監督
監督は2004年、在日朝鮮人女性の壮絶な人生を家族の絆で描いたドキュメンタリー映画『HARUKO』の野澤和之。監督が長年に渡り磨きあげたドキュメンタリーの手腕と劇映画の手法をミックスさせた『マリアのへそ』は、21世紀のネオリアリズム映画、そしてヒューマンストーリームービーです。
<作品概要>
2007年 / 日本映画 / カラー / DV / 16:9 / ステレオ
日本語字幕 / 106分
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭国際コンペティション
長編部門ノミネート作品
文部科学省選定(青年向き、成人向き)
<製作・発売元>
「マリアのへそ」製作委員会
<販売元>
株式会社T&K社
東京都練馬区桜台1−15−1 2F
TEL:03-3994-2351 FAX:03-3994-8675
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執筆者
Yasuhiro Togawa