このたび、気候変動に揺れる世界の3つの島(南太平洋のツバル、イタリアのベネチア、アラスカのシシマレフ島)を美しい映像で、大胆に描いた海南友子(かなともこ)監督の新作ドキュメンタリー映画『ビューティフル アイランズ』が7月10日(土)より、恵比寿ガーデンシネマほか全国で公開の運びとなりました。

そして今回、UAが2007年にリリースした、自らが自然、人への愛に気付いた瞬間を丁寧に紡いだ「黄金の緑」が、本作のイメージソングに決定しました。この映画の舞台であり、世界で最初に沈むと言われているツバルのことを歌詞に織り込んだ本楽曲は、現地の温暖化が原因の海面上昇による島の被害を伝えるだけではなく、「自分の作品を聴いた人が、自然や人間、地球を愛おしく思うことのきっかけに少しでもなれば嬉しい」という “自然への愛や人間へ愛を気づくことの大切さ”を伝えたもので、本作のテーマと一致したことにより打診したところ、快諾していただき決定致しました。

本作は、気候変動をテーマに描かれた作品であるが、よくあるドキュメンタリーの様な、気候変動における被害だけを大げさに編集したものとは異なり、それによって失われる切なく、美しいものをあえてフューチャー致しました。2009年プサン国際映画祭でアジアシネマ基金AND賞を受賞し、全米、そして韓国での公開も決定しております。

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執筆者

Yasuhiro Togawa