ラピュタアニメーションフェスティバルは、「アニメーション文化の振興」を目的として2000年に開催。以降毎年、国内外の良質なアニメーションを上映してまいりました。

第10回目となる今年は世界の未知なるアニメーション作家たちを大特集。エストニアの巨匠プリート・パルンの最新作『雨の中のダイバー』を始め、映画『ラン・ローラ・ラン』のアニメ−ションパートも手掛けるドイツの名匠ギル・アルカベッツ、『プリーズ・セイ・サムシング』のベルリン映画祭短編部門グランプリ受賞が記憶に新しいドイツの新星デヴィッド・オライリ−など、世界各国の個性あふれる作家の作品群を上映いたします。

また、特別上映として、片渕須直監督の劇場公開作2本を上映致します。昨年末に当ラピュタ阿佐ケ谷のレイトショーで大好評を博した『マイマイ新子と千年の魔法』を再び当館で上映。また、監督前作の『アリーテ姫』は久しぶりの劇場上映となります。

バラエティに富んだ本特集。アニメーションの奥深い世界をどうぞご堪能ください。

特集上映『第10回 ラピュタアニメーションフェスティバル 2010』

開催期間:2010年5月9日(日)〜2010年6月5日(土)

開催場所:ラピュタ阿佐ケ谷

上映プログラム:
【メインプログラム:世界の未知なるアニメーション作家たち】
 ■マッテイ・キュット(エストニア)[4作品/68分]
 ■ジョルジュ・シュヴィツゲベル(スイス)[14作品/70分]
 ■デヴィッド・オライリー(ドイツ)[5作品/37分]
 ■ギル・アルカベッツ(ドイツ)[10作品/60分]
 ■イゴール・コヴァリョフ(ウクライナ/アメリカ)[5作品/70分]

【その他のプログラム】
 ■エストニア最新作品集[4作品/68分]
 ■エストニア作品集[3作品/66分]
 ■日本の注目若手作家たち
 ■ユーリー・ノルシュテイン作品集[5作品/71分]
 ■ベラルーシ作品集
 ■ズデネック・ミレル作品集
 ■ふしぎな庭
 ■立体アニメーションのいま

【特別上映 片渕須直監督特集】
 『マイマイ新子と千年の魔法』(2009)
 『アリーテ姫』(2001)

主催:ラピュタアニメーションフェスティバル実行委員会(ラピュタ阿佐ケ谷内)

後援・協力:杉並区、株式会社ふゅうじょんぷろだくと、アート・アニメーションのちいさな学校

入場料金:一般…1,200円、シニア・学生…1,000円、会員…800円、3回券…2,700円
※水曜サービスデー…1,000円均一

執筆者

Yasuhiro Togawa