アカデミー賞を受賞した映画「おくりびと」の脚本を手がけた小山薫堂が書き下ろしたオリジナルストーリーを元に、世界遺産を立体映像で映し出す3D映画「FURUSATO 〜宇宙からみた世界遺産」が、この夏、6月19日より全国公開することが決まった。

この作品は、世界遺産の保護に協力している、宇宙航空研究開発機構JAXAの地球観測衛星「だいち」がとらえた地上700kmからの映像と、4K3Dデジタルカメラによる地上の実写3D映像という、共に最新の高精細映像を用いて、今までにないスケールで私たちを世界遺産の世界へと誘ってくれる純国産の新感覚3D映画だ。

ニュージーランド、エジプト、日本の3カ国にある自然・文化遺産を舞台に、その地に暮らす子供たちの目線で描かれたオリジナルストーリーを通して世界遺産が語られる。エジプトでは巨大な神殿やピラミッドの内部、ツタンカーメンの黄金のマスクなどをまるで目の前に存在するかのように描き、ニュージーランドでは満天の星空を世界遺産に登録しようと活動を続ける小さな村テカポの美しい夜空を銀幕に浮かび上がらせ、日本では厳島神社の荘厳なたたずまいと鳥居と海のうねりが一体となる美しい風景を見せてくれる。そして負の遺産でもある広島の原爆ドームにも初めて3Dカメラが入り込む。

人類の故郷である地球の営みがくれた“世界遺産という私たちへの贈り物”は、未来を生きる子供たちへの“贈り物”でもある。そんなやさしさにあふれるメッセージが込められた繊細なストーリーと、美しく圧倒的な3D実写映像その一つ一つが、私たちの胸を打つ。

 上映時間が38分ということから大人料金1300円、こども料金1000円と格安に設定されることも決定。通常料金が高い3D映画としては、気軽に観られる価格の低さもうれしいポイントのひとつだ。小山薫堂がおくる上質なストーリーと、日本の科学技術の粋を結集した日本最高峰の映像で世界遺産を体感できる本作は、親子で観る映画としても最適な作品であり、そして世界遺産ファンにとってもこの夏必見である。映画「FURUSATO 〜宇宙からみた世界遺産」は、6月19日(土)より全国ロードショー!

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■作品名:FURUSATO 〜宇宙からみた世界遺産
■公開日:6月19日(土)より全国ロードショー!
■配給:TBSビジョン
■コピーライト:(C)2010 科学技術振興機構(JST) 日本科学未来館・TBSビジョン
■オフィシャルサイト:http://www.furusato-movie.com/index_jp.html
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執筆者

Yasuhiro Togawa