空も海も人間も、すべてが青かった。
福岡の炭坑町で、力強く逞しく生きる人々の<魂の物語>

「愛を乞うひと」で多くの映画賞を受賞、人間を《リアル》に描くことに定評がある福岡県出身の平山秀幸監督が、盟友である劇作家・鄭義信と再びタッグを組んだ渾身の自信作が「信さん・炭坑町のセレナーデ」である。同郷である辻内智貴の原作をもとに、福岡市・田川市・大牟田市・志免町をはじめオールロケーションを敢行、エネルギー溢れる群像劇を作り上げた。

物語の中心となる美智代には「ラスト サムライ」で国際的な知名度を持ち「ALWAYS 三丁目の夕日」「カムイ外伝」と人気作への出演が続く<小雪>、息子・守に「砂時計」で注目を集め若者の輝きあふれる<池松壮亮>、美智代に恋する信さんに「ROOKIES-卒業-」をはじめ近年怒濤の出演作で実力を積む<石田卓也>、さらに光石研、村上淳、中尾ミエ、岸部一徳、大竹しのぶと素晴らしい俳優陣が顔を揃えた。九州各地、数百人を超すオーディションから選ばれた子役たち、地元の皆様によるエキストラも加わり、骨太なヒューマンドラマが誕生した。

もう一度思い出してもらいたい。
—毎日があっという間で必死だった、悲しみを乗り越える純粋さをもっていた—
この映画の中にあの頃のあなたもきっといるはず。

映画「信さん・炭坑町のセレナーデ」
5月15日(土)より福岡先行ロードショー
ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、シネプレックス小倉ほか

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執筆者

Yasuhiro Togawa