この度第63回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門におきまして、 北野武監督の第15回監督作品『アウトレイジ』が正式出品作品として上映される運びとなりました。ビートたけし、椎名桔平、三浦友和、加瀬亮の他に國村隼、杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗と、北野組初参加ばかりの共演陣となる本作品は、ヤクザ世界の男たちが生き残りを賭け、裏切りや駆引きなど激しい権力闘争を繰り広げるバイオレンス・アクション。日本国内ではワーナー・ブラザース映画とオフィス北野の共同配給で6月12日(土)より全国ロードショー公開が決まっております。 

『BROTHER』(2001)、『座頭市』(2003)以来7年ぶりに本格的なバイオレンス・エンターテイメント作品に挑んだ北野監督は、カンヌ国際映画祭上映について、「久しぶりのアクション映画だから期待感もあると思うし、自分としてもお客さんの反応が楽しみだね。」と語っています。

尚、北野監督は上映に合わせ現地入りする予定でスケジュールを調整中です。

以上

【参考資料:カンヌ映画祭北野武監督上映作品一覧】
1993年『ソナチネ』   (第46回、ある視点部門)
1996年『キッズ・リターン』(第49回、監督週間)
1999年『菊次郎の夏』 (第52回、コンペティション部門)
2007年『素晴らしき休日』 (第60回記念製作映画「それぞれのシネマ」の短篇監督の一人として)

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執筆者

Yasuhiro Togawa